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孰
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どちら
ふりがな文庫
“
孰
(
どちら
)” の例文
孰
(
どちら
)
も他の西瓜や甜瓜のやうに甘い味を持つて
生
(
なま
)
の儘稱美されるものではありません。
白瓜と青瓜
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
見舞ひ或ひは永訣——その
孰
(
どちら
)
になるかは、東京を立つた時の彼には判らなかつた——のために大阪へ来たついでに、甥にさそはれて立寄つたのを機会に、しばらく
逗留
(
とうりう
)
したまでであつた。
閾
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
白い瓜と隣合うた
畝
(
うね
)
には此も地味な花が見えました。そこには深い青みをもつた瓜が成りました。それで
孰
(
どちら
)
も大きな形を横へましたが、其うちでも青い瓜は一層大きく丈夫相でありました。
白瓜と青瓜
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
孰
(
どちら
)
にしても彼はこの春朝寒の頃の感冒から、体の倦怠を感じてゐた。
浪の音
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
孰
(
どちら
)
でもよかつた。
閾
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
孰
漢検1級
部首:⼦
11画
“孰”を含む語句
孰方
孰方道
孰與