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否
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いへ
ふりがな文庫
“
否
(
いへ
)” の例文
上夫は私しの親共より
讓
(
ゆづり
)
金なりと云に越前守殿然すれば汝等は兄弟か兩人
否
(
いへ
)
と云ば越前守殿ソレ
縛
(
しば
)
れとの聲に
連
(
つれ
)
兩人を
高手
(
たかて
)
小手に
縛
(
いまし
)
め左右へ引
据
(
すゑ
)
たり此時九助は其者の顏を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
以て
渠
(
かれ
)
が
請人
(
うけにん
)
は仕り候と云へば大岡殿然らば其方
弟
(
おとゝ
)
の願山儀は以前京都
智恩院
(
ちおんゐん
)
の
弟子
(
でし
)
なりしかと申さるゝに多兵衞
否
(
いへ
)
然樣
(
さやう
)
でも御座りませぬ然らば
何
(
どう
)
ぢやヘイ弟願山儀は江戸
表
(
おもて
)
の
寺
(
てら
)
にて
出家
(
しゆつけ
)
致せしと申すを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仕
(
し
)
まはんと存じし處なれば最早御肴は少しも御ざらぬと申に
彼
(
か
)
の
武士
(
さぶらひ
)
然
(
しか
)
らば酒ばかりにて
宜
(
よろ
)
しといひければ彌助
否
(
いへ
)
其酒も賣切たりと云ばヤレ/\夫は是非もなし
大方
(
おほかた
)
飯
(
めし
)
は
有
(
ある
)
べきにより出して
呉
(
くれ
)
よと云へば彌助は
首
(
かうべ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...