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否
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い
ふりがな文庫
“
否
(
い
)” の例文
否
(
い
)
な独り同人ばかりでなく、先生の紹介によって、先生の宅に出入する幕賓連中迄
兀々
(
こつこつ
)
として筆をこの種の田舎新聞に執ったものだ。
おばけずきのいわれ少々と処女作
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
余
(
よ
)
は
曾
(
かつ
)
て
如此
(
かくのごと
)
き事を
試
(
こゝろ
)
みし事なし、
否
(
い
)
な
試
(
こゝろ
)
みて
其
(
その
)
甚
(
はなは
)
だ
馬鹿気
(
ばかげ
)
切
(
きつ
)
たる事を
認
(
みと
)
めたれば
全然
(
ぜん/\
)
之を
放棄
(
はうき
)
せり、
道
(
みち
)
を
行
(
おこな
)
ふ
事
(
こと
)
是
(
こ
)
れ
道
(
みち
)
を
説
(
と
)
く事なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
否
(
い
)
な会はざるにあらざるべし、作者の彼を写して粋癖を
見
(
あら
)
はすや、
已
(
すで
)
に恋愛と呼べる不粋者を度外視してかゝれるを知らざる可からず。
粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
アヽ、先生は
未
(
ま
)
だお
寝
(
やす
)
みにならんのか、何か書いて居らつしやる様だ、——明日の社説かナ、
否
(
い
)
や、
日常
(
いつも
)
お
寝
(
やすみ
)
の時間に仕事なさるのだから
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
否
(
い
)
なその品行の方正謹直にして、世事に政談にもっとも着実の名を博し、塾中、つねに
静謐
(
せいひつ
)
なるは、あるいは他に比類を見ること
稀
(
まれ
)
なるべし。
慶応義塾学生諸氏に告ぐ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
然
(
しか
)
るに
私
(
わたくし
)
の
苦心
(
くしん
)
は
全
(
まつた
)
く
無益
(
むえき
)
であつた。
第一端艇
(
だいいちたんてい
)
の
波上
(
はじやう
)
に
浮
(
うか
)
ぶや
否
(
い
)
なや、
忽
(
たちま
)
ち
數百
(
すうひやく
)
の
人
(
ひと
)
は、
雪崩
(
なだれ
)
の
如
(
ごと
)
く
其處
(
そこ
)
へ
崩
(
くづ
)
れかゝつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
否
(
い
)
や/\それは
八重
(
やへ
)
が
知
(
し
)
らねばぞ
杉原
(
すぎはら
)
さまは
其
(
その
)
やうな
柔弱
(
にうじやく
)
な
放垨
(
はうらつ
)
なお
人
(
ひと
)
で
無
(
な
)
ければ申
出
(
だ
)
してからが
心配
(
しんぱい
)
なり
不埒者
(
ふらちもの
)
いたづら
者
(
もの
)
と
御怒
(
おいか
)
りにならば
何
(
なん
)
とせん
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
否
(
い
)
えまあ、旦那様とそんないやな関係がないという証拠を知っていらして頂きたいんでございますの。
機密の魅惑
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
國「そりゃ
否
(
いや
)
だね、行事だ詰らねえ事を云う、面倒臭いと斬られてしまいましょう、
否
(
い
)
やだアねえ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
天変地異
(
てんぺんちい
)
を
笑
(
わら
)
つて
済
(
す
)
ますものは
文学者
(
ぶんがくしや
)
なり。
社会
(
しやくわい
)
人事
(
じんじ
)
を
茶
(
ちや
)
にして
仕舞
(
しま
)
ふ者は
文学者
(
ぶんがくしや
)
なり。
否
(
い
)
な、神の
特別
(
とくべつ
)
なる
贔屓
(
ひいき
)
を
受
(
う
)
けて
自然
(
しぜん
)
に
hypnotize
(
ヒプノタイズ
)
さる〻ものは
文学者
(
ぶんがくしや
)
なり。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
遭遇
(
であ
)
つたら忠告すると平生から意氣込んで居たのに顏を合したのが
否
(
い
)
けなかつた。
永井荷風といふ男
(旧字旧仮名)
/
生田葵山
(著)
否
(
い
)
な宿したのもあるようです、それがすぐ形式の差は内容の差を伴うべきものだと
呼
(
さけ
)
び俳調俳歌
厭
(
いと
)
うべしと
罵倒
(
ばとう
)
して仕舞われたのです、吾々もそう思うですなあ、同じく詩であっても
子規と和歌
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
昭和十四年から
凡
(
およ
)
そ五十二年程前の明治
廿
(
にじゅう
)
年頃に民間の一書生であった私は、時々
否
(
い
)
な、ほとんど不断に東京大学理科大学、すなわち今の東京帝国大学理学部の植物学教室へ通っていた。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
否
(
い
)
な、寧ろ「行」よりも意味が強いと思う。
何故
(
なぜ
)
ならば、行は具体的にして、しかも場所と時とを制限するが、言に至っては、抽象的でその達し及ぶ所広く、時もまた無限であるではないか。
ソクラテス
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
然
(
しか
)
らば幕府の内情は
如何
(
いかん
)
というに
攘夷論
(
じょういろん
)
の
盛
(
さかん
)
なるは当時の
諸藩
(
しょはん
)
に
譲
(
ゆず
)
らず、
否
(
い
)
な徳川を一藩として見れば諸藩中のもっとも
強硬
(
きょうこう
)
なる
攘夷
(
じょうい
)
藩というも可なる
程
(
ほど
)
なれども、ただ
責任
(
せきにん
)
の局に
在
(
あ
)
るが
故
(
ゆえ
)
に
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
冷たい鼻を頬に
擦
(
す
)
り付けたらと思って、主人の顔の先へ持って行ったら、主人は眠ったまま、手をうんと延ばして、吾輩の鼻づらを
否
(
い
)
やと云うほど突き飛ばした。鼻は猫にとっても急所である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
否
(
い
)
え、さっき京太郎様と御一緒に、馬車で釣にいらっしただよ」
天狗岩の殺人魔
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
否
(
い
)
え、嘘です、昨日、天長節に来ておりました」
天長節の式場
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
と、これ愛国なり、他にあるなし、この真情はわが霊に附着するもの、
否
(
い
)
な、霊の一部分にして、
外
(
ほか
)
より学び得たるものにあらざるなり。
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「花ちやん、一つ松島君を操縦するの余力を以て」と河鰭の言ふを「そんな、お
弄
(
なぶ
)
りなさるなら、
否
(
い
)
や」とツンとスネる
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
否
(
い
)
な、世間普通の官私諸学校に比すれば資力以外の事にまで着手して見るべきものありと
雖
(
いえど
)
も、天下の時勢、
尚
(
な
)
お
未
(
いま
)
だ独立の学校事業に可ならずして
〔気品の泉源、智徳の模範〕
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
否
(
い
)
や
拙郎
(
やつがれ
)
は
皆目
(
かいもく
)
知
(
し
)
るはずなけれど、
一昨年
(
をとゞし
)
病亡
(
なくな
)
りし
孃
(
ぢやう
)
さまの
乳母
(
うば
)
が、
常日頃
(
つねひごろ
)
遊
(
あそ
)
びに
來
(
き
)
ての
話
(
はなし
)
なりといふ、お
歳
(
とし
)
は十九なれどまだまだ十六七としか
見
(
み
)
えず
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
然るに我はゆくりなくも何物かの手に捕はれて
窄々
(
さく/\
)
たる囚牢の
中
(
うち
)
にあり、もし彼女をして我と共にこの囚牢の中にあらしめば、この囚牢も囚牢にあらずなるべし、
否
(
い
)
な彼女とは言はず
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
否
(
い
)
な、
俗物
(
ぞくぶつ
)
の
信心
(
しん/″\
)
は
文学者
(
ぶんがくしや
)
即ち
御
(
おん
)
作者
(
さくしや
)
様方
(
さまがた
)
の
生命
(
せいめい
)
なれば、
否
(
い
)
な、
俗物
(
ぞくぶつ
)
の
鑑賞
(
かんしやう
)
を
辱
(
かたじけな
)
ふするは
御
(
おん
)
作者
(
さくしや
)
様方
(
さまがた
)
即ち
文学者
(
ぶんがくしや
)
が
一期
(
いちご
)
の
栄誉
(
えいよ
)
なれば、之を
非難
(
ひなん
)
するは
畢竟
(
ひつきやう
)
当世
(
たうせい
)
の
文学
(
ぶんがく
)
を
知
(
し
)
らざる者といふべし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
少なくとも日本に関する知識においては、彼らはゼロ同然である、
否
(
い
)
なゼロよりもかえってマイナスであろう。僕が今述ぶる問題の範囲内においては、彼らは取りも直さずまったく無知同様である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
否
(
い
)
な僕はかくのごとき妙法に向って、かくのごとく考えかくのごとく企つべきものでないと信じている。僕はただかの
自
(
おのずか
)
ら
敬虔
(
けいけん
)
の情を禁じあたわざるがごとき、微妙なる音調を
尚
(
とうと
)
しとするものである。
おばけずきのいわれ少々と処女作
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
否
(
い
)
え、踏み入れたんじゃない。引き摺り込まれたのさ」
むかでの跫音
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
否
(
い
)
な、人もしこれを得んと欲せばまずこれを捨てざるべからず(
馬太
(
マタイ
)
伝十六章二十五節)、誠に
実
(
まこと
)
にこの世は試錬の場所なり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
離間者の一言で
起
(
お
)
こしも
臥
(
ね
)
かしも出来るもんだと云ふことを発表しようとするのか——我々の周囲には日夜探偵の居ることを注意し給へ——
否
(
い
)
な
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
否
(
い
)
や
然
(
し
)
からず
舊
(
むかし
)
をいはば三千
石
(
ごく
)
の
末流
(
まつりう
)
なりといふ、さらば
旗下
(
はたもと
)
の
娘御
(
むすめご
)
にや、
親御
(
おやご
)
などもおはさぬか、
一人
(
ひとり
)
住
(
ず
)
みとは
痛
(
いた
)
はしきことなりと、
早
(
はや
)
くも
其
(
その
)
の
人
(
ひと
)
不憫
(
ふびん
)
になりぬ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
余は自己を欺きつつありしものにして余の真性は悪鬼なりしなり、何ぞ
今日
(
こんにち
)
よりは基督信徒たるの名を全く脱し普通世人の
世涯
(
せいがい
)
に帰らざる、
否
(
い
)
な
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
我
(
わ
)
れに
力
(
ちから
)
落
(
おと
)
させまじとて
八重
(
やへ
)
の
繕
(
つくろ
)
ひて
居
(
ゐ
)
るにはあらずや
否
(
い
)
や/\
八重
(
やへ
)
として
其樣
(
そのやう
)
のことある
筈
(
はづ
)
なし
人
(
ひと
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
松
(
まつ
)
ばかりにても
見惚
(
みと
)
るゝやうなりとほゝ
笑
(
ゑ
)
めば、
否
(
い
)
や
別莊
(
べつさう
)
にはあらず
本宅
(
ほんたく
)
にておはすなりと
答
(
こた
)
ふ、
是
(
これ
)
を
話
(
はな
)
しの
糸口
(
いとぐち
)
として、
見惚
(
みと
)
れ
給
(
たま
)
ふは
松
(
まつ
)
ばかりならず、
美
(
うつ
)
くしき
御主人
(
ごしゆじん
)
公
(
こう
)
なりといふ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
と
惱
(
なや
)
ましげにて
子猫
(
こねこ
)
のヂヤレるは
見
(
み
)
もやらで
庭
(
には
)
を
眺
(
なが
)
めて
茫然
(
ばうぜん
)
たり
孃
(
じやう
)
さま
今日
(
けふ
)
もお
不快
(
こゝろわるう
)
御坐
(
ござ
)
いますか
否
(
い
)
や
左樣
(
さう
)
も
無
(
な
)
けれど
何
(
ど
)
うも
此處
(
こゝ
)
がと
押
(
お
)
して
見
(
み
)
する
胸
(
むね
)
の
中
(
うち
)
には
何
(
なに
)
がありや
思
(
おも
)
ふ
思
(
おも
)
ひを
知
(
し
)
られじとか
詞
(
ことば
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...