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『永井荷風といふ男』
ふりがな文庫
『
永井荷風といふ男
(
ながいかふうというおとこ
)
』
私が永井荷風君を知つたのは卅七八年も以前のこと、私が廿二歳、永井君は十九歳の美青年であつた。永井君の家は麹町の一番町で以前は文部省の書記官だつた父君は當時、郵船會社の横濱支店長をして居て宏壯なものだつた。永井君は中二階のやうになつた離れの八 …
著者
生田葵山
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日本文学
初出
「文藝春秋」文藝春秋社、1935(昭和10)年10月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約42分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
訪問
(
おとづ
)
否
(
い
)
物資
(
もの
)
遭遇
(
であ
)
俺
(
おれ
)
焦慮
(
あせ
)
瞠
(
みは
)
諾矣
(
よし
)
閉場
(
はね
)