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否
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いいや
ふりがな文庫
“
否
(
いいや
)” の例文
否
(
いいや
)
、小石姫が殺されまして以来毎晩この石が泣くようになったと申します。姫の
怨念
(
おんねん
)
が石に
罩
(
こも
)
ったのでございます。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
『ハツハハ。さ、
私
(
わし
)
が踊ろか。
否
(
いいや
)
、酔つた、すつかり酔つた。ハハ。神がこの世へ現はれて、か。ハツハハ。』
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
否
(
いいや
)
。」
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「小供の
衣服
(
きもの
)
よりは、お
銭
(
あし
)
で上げた方が好かつたか知ら!」と考へた。そして直ぐに、「
否
(
いいや
)
、まだ有るもの!」と、今しも机の上に置いた
財布
(
かみいれ
)
に目を遣つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
否
(
いいや
)
、
外宮
(
げっく
)
さんも
内宮
(
ないく
)
さんも昨日済んで、今日はこの辺と二見さ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「
否
(
いいや
)
、俥ん通る道は彼方にあるだが、これが近路だで」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...