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ふりがな文庫
“
否
(
いい
)” の例文
否
(
いい
)
え、商売人なんです。最初の目的は別の方面にあったのですが、若い時はちょっとした心の弛みから、飛んでもない
過失
(
あやまち
)
を
妖影
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
否
(
いい
)
えいけない、
折角
(
せっかく
)
御気分が
好
(
よ
)
くなっていらっしゃるのに、こんな事をお聞かせするなんて法はないわ。
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
否
(
いい
)
や、
母上
(
おっか
)
さんに会って取返えして来る。
余
(
あんま
)
りだ、
余
(
あんま
)
りだ。親だってこの事だけは黙っておられるものか。然しどうしてそんな浅ましい心を起したのだろう……」
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
段々の御親切有り
難
(
がとう
)
は御座りまするが
妾
(
わたくし
)
身の上話しは申し上ませぬ、
否
(
いい
)
や申さぬではござりませぬが申されぬつらさを
御
(
お
)
察し下され、
眼上
(
めうえ
)
と折り
合
(
あわ
)
ねば
懲
(
こ
)
らしめられた
計
(
ばかり
)
の事
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
否
(
いい
)
エ。」その頃はマダ新聞が配達されなかった。
最後の大杉
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
否
(
いい
)
え、そんな事はありません。お客さんはお一人もお降りになりませんから。——ちゃんとこの通り一々行先を
深夜の客
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
「
否
(
いい
)
え、——
尤
(
もっと
)
も今まで
此室
(
ここ
)
を留守にしていましたが、
些
(
ちょ
)
っと帳場へ訊いてみましょう」
亡霊ホテル
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「実は妙なことなんですの、兄の遺骨が誰かに盗まれたらしいのでございます。
否
(
いい
)
え、盗まれたらしいと云うよりもすりかえられたのではないかと思われるんですの」
情鬼
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
「
否
(
いい
)
え、あたし知っています」
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
否
(
いい
)
え、それっきりお店へは来ませんでした」
青い風呂敷包
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...