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否
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いなや
ふりがな文庫
“
否
(
いなや
)” の例文
左らば討て
迚
(
とて
)
待ける故
無
二
是非
一
ぜひなく
首をとる。兼て申付たるか、下人は槍を合するや
否
(
いなや
)
、方々へ逃げ失せぬ
大阪夏之陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
貴方
(
あなた
)
などは、
才智
(
さいち
)
は
勝
(
すぐ
)
れ、
高潔
(
かうけつ
)
ではあり、
母
(
はゝ
)
の
乳
(
ちゝ
)
と
共
(
とも
)
に
高尚
(
かうしやう
)
な
感情
(
かんじやう
)
を
吸込
(
すひこ
)
まれた
方
(
かた
)
ですが、
實際
(
じつさい
)
の
生活
(
せいくわつ
)
に
入
(
い
)
るや
否
(
いなや
)
、
直
(
たゞち
)
に
疲
(
つか
)
れて
病氣
(
びやうき
)
になつて
了
(
しま
)
はれたです。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
爲す者其方の外には決して有可からず能せよかしと
内命
(
ないめい
)
ありしに忠相ぬしも
推辭
(
いなむ
)
に
術
(
すべ
)
なく遂に天一をして
僞者
(
にせもの
)
とし
二葉
(
ふたば
)
の中に
摘
(
つみ
)
たるなりとの事實に然るか
否
(
いなや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
利根
(
とね
)
の
水源
(
すゐげん
)
を
確定
(
かくてい
)
し、
越後
(
えちご
)
及
(
およ
)
ひ
岩代
(
いわしろ
)
と
上野
(
かうずけ
)
の国境を
定
(
さだ
)
むるを主たる
目的
(
もくてき
)
となせども、
傍
(
かたは
)
ら
地質
(
ちしつ
)
の
如何
(
いかん
)
を
調査
(
てうさ
)
し、
将来
(
しやうらい
)
開拓
(
かいたく
)
すべき
原野
(
げんや
)
なきや
否
(
いなや
)
、
良山林
(
りやうさんりん
)
ありや
否
(
いなや
)
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
惟うに、恩人隈公、及その他の諸君は、余が説を
容
(
い
)
るるや
否
(
いなや
)
(拍手、大喝采)。
祝東京専門学校之開校
(新字新仮名)
/
小野梓
(著)
▼ もっと見る
起てり「行徳君は僕を
誣告者
(
ぶこくもの
)
と言はれた、
怪
(
け
)
しからん、——諸君、僕が誣告者であるか
否
(
いなや
)
は、公明正大なる諸君の判断に一任します、僕は只だ良心の命ずる所に
従
(
したがつ
)
て此事を言ふのである」
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
貴方
(
あなた
)
などは、
才智
(
さいち
)
は
勝
(
すぐ
)
れ、
高潔
(
こうけつ
)
ではあり、
母
(
はは
)
の
乳
(
ちち
)
と
共
(
とも
)
に
高尚
(
こうしょう
)
な
感情
(
かんじょう
)
を
吸込
(
すいこ
)
まれた
方
(
かた
)
ですが、
実際
(
じっさい
)
の
生活
(
せいかつ
)
に
入
(
い
)
るや
否
(
いなや
)
、
直
(
ただち
)
に
疲
(
つか
)
れて
病気
(
びょうき
)
になってしまわれたです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
従来
藤原村
(
ふじはらむら
)
三十六万町歩即凡そ十三里四方ありと
号
(
ごう
)
する者
果
(
はた
)
して
真
(
しん
)
なりや
否
(
いなや
)
、
動植物
(
どうしよくぶつ
)
及
(
およ
)
び鉱物の
新奇
(
しんき
)
なるものありや否等を
究
(
きはむ
)
るに
在
(
あ
)
り、又藤原村民の言に曰く
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...