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否
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ひ
ふりがな文庫
“
否
(
ひ
)” の例文
雪まぶれの外套を脱いだ寒そうで
傷々
(
いたいた
)
しい、
背
(
うしろ
)
から苦もなくすらりと
被
(
かぶ
)
せたので、洋服の上にこの
広袖
(
どてら
)
で、長火鉢の前に
胡坐
(
あぐら
)
したが、大黒屋
惣六
(
そうろく
)
に
肖
(
に
)
て
否
(
ひ
)
なるもの
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
否
(
ひ
)
と云う返事を待つ必要は無論ない。ないが、決行する間際になると気掛りになる。頭で
拵
(
こしら
)
え上げた計画を人情が
崩
(
くず
)
しにかかる。想像力が実行させぬように引き戻す。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
秦野屋は
可
(
か
)
とも
否
(
ひ
)
ともいわず、きせるをくわえて、帰って行くかごかきの影を見送っている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俗
(
ぞく
)
の
欲
(
ほつ
)
する
所
(
ところ
)
は
因
(
よ
)
つて
之
(
これ
)
を
(二五)
予
(
あた
)
へ、
俗
(
ぞく
)
の
否
(
ひ
)
とする
所
(
ところ
)
は
因
(
よ
)
つて
之
(
これ
)
を
去
(
さ
)
る。
其
(
そ
)
の
政
(
まつりごと
)
を
爲
(
な
)
すや、
善
(
よ
)
く
禍
(
わざはひ
)
に
因
(
よ
)
つて
福
(
さいはひ
)
と
爲
(
な
)
し、
敗
(
やぶ
)
れを
轉
(
てん
)
じて
功
(
こう
)
と
爲
(
な
)
し、
(二六)
輕重
(
けいぢう
)
を
貴
(
たつと
)
び、
權衡
(
けんかう
)
を
愼
(
つつし
)
めり。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
否
(
ひ
)
と聞くならば、
退
(
の
)
っ
引
(
ぴ
)
きならぬ
瀬戸際
(
せとぎわ
)
まであらかじめ押して置いて、振り返ってから、臨機応変に難関を切り抜けて行くつもりの計画だから、一刻も早く大森へ行ってしまえば済む。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“否”の意味
《名詞》
(ヒ)反対。拒否。辞退。
(いな)そうでないこと。
《感動詞》
(いな、いや)いいえ。そうではない。
(出典:Wiktionary)
否
常用漢字
小6
部首:⼝
7画
“否”を含む語句
否々
実否
諾否
否定
否応
良否
否諾
臧否
嫌否
安否
賛否
成否
否應
佳否
否認
實否
拒否
在否
運否天賦
適否
...