“否縁”の読み方と例文
読み方割合
いやすじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「違いましたか、五郎入道正宗というところは当りませんか、当らずといえども当り同然のところまでは参りませんか、ただし釣合いはいかがですか、それとも否縁いやすじでございますか」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「何とかおっしゃって下さいな、当りでなければ当り同然とか、いやでなければ否縁いやすじとか何とかおっしゃって下さらなければ、張合いがございません、相州の五郎入道でなければ、越中の松倉郷、こんなところはいかがです、やっぱりいけませんか」
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)