はつき)” の例文
お父さんに訊いたら、お父さんにもはつきりしないから、あなたに訊いて御覧ておつしやつたの。それがね……一寸待つて頂戴。
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「さアさア、折角起きたんだから……」なほもそんな声が響いたが、もう彼にはそれが誰の声だかはつきり解らない程だつた。彼は、ウト/\する心持から引戻されたのを口惜しがつて
眠い一日 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)