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『雪をんな(二)』
ふりがな文庫
『
雪をんな(二)
(
ゆきおんな(に)
)
』
—— その時からまた、又の七年目が𢌞り來ようとしてゐる。私には最早、歸るべき家も妻も子もないのである。さうして私は尚この上に永久に、この寒い雪の多い北國の島國を、當もなく涯から涯へと彷徨ひ歩かねばならぬのであつた。…… —— その最初の結婚 …
著者
葛西善蔵
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第四十二卷第六號」1925(大正14)年6月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
明
(
は
)
關
(
つ
)
凍死
(
こゞえじ
)
義人
(
ただしきひと
)