トップ
>
明
>
あか
ふりがな文庫
“
明
(
あか
)” の例文
乗鞍岳の絶頂では、一夜を立ち
明
(
あか
)
していながら、朝になってなぜ物に怯えたようにして、一歩は一歩と人里に近づくのを喜んだのか。
秩父のおもいで
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
もし、二つなり、三つなりが、いっしょに
明
(
あか
)
るい
世界
(
せかい
)
へ
出
(
で
)
ることがあったら、たがいに
依
(
よ
)
り
合
(
あ
)
って
力
(
ちから
)
となって
暮
(
く
)
らしそうじゃないか。
明るき世界へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「この窓に
明
(
あか
)
りがさしてゐるとね、どうもそとから帰つて来た時に誰か
一人
(
ひとり
)
ここに坐つて、湯でものんでゐさうな気がするからね。」
O君の新秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そら
雲
(
くも
)
が
日
(
ひ
)
を
隱
(
か
)
くした!
薄
(
うす
)
い
影
(
かげ
)
が
野
(
の
)
の
上
(
うへ
)
を、
海
(
うみ
)
の
上
(
うへ
)
を
這
(
は
)
う、
忽
(
たちま
)
ち
又
(
また
)
明
(
あか
)
るくなる、
此時
(
このとき
)
僕
(
ぼく
)
は
決
(
けつ
)
して
自分
(
じぶん
)
を
不幸
(
ふしあはせ
)
な
男
(
をとこ
)
とは
思
(
おも
)
はなかつた。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
日
(
ひ
)
は
漸
(
やうや
)
く
朝
(
あさ
)
を
離
(
はな
)
れて
空
(
そら
)
に
居据
(
ゐすわ
)
つた。
凡
(
すべ
)
ての
物
(
もの
)
が
明
(
あか
)
るい
光
(
ひかり
)
を
添
(
そ
)
へた。
然
(
しか
)
しながら
周圍
(
しうゐ
)
の
何處
(
いづこ
)
にも
活々
(
いき/\
)
した
緑
(
みどり
)
は
絶
(
た
)
えて
目
(
め
)
に
映
(
うつ
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
こんどこそ
間違
(
まちが
)
いはないと
玄翁
(
げんのう
)
が
思
(
おも
)
って、ひょいと
起
(
お
)
き
上
(
あ
)
がりますと、どうでしょう、さっきの石のあった
所
(
ところ
)
がほんのり
明
(
あか
)
るくなって
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
大久保
(
おほくぼ
)
が
出発
(
しゆつぱつ
)
してから
間
(
ま
)
もなく、
彼女
(
かのぢよ
)
がまたやつて
来
(
き
)
た。その
顔
(
かほ
)
は
目
(
め
)
に
立
(
た
)
つて
明
(
あか
)
るくなつてゐた。
話
(
はなし
)
も
前
(
まへ
)
よりははき/\してゐた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
いや、おれはいったい、たれの子なのか。いってくれい。……木工じじ。……
明
(
あか
)
らさまに、この平太清盛へ、いい渡してくれやい。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
眼をあげよ、今、くわつと
明
(
あか
)
りし二本の楠の梢を、サンシユユの黄なる花の光を、枯草の色を、淡青きヒヤシンスの芽のにほひを。
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その内に思案して、
明
(
あか
)
して相談をして可いと思ったら、
謂
(
い
)
って見さっせえ、この
皺面
(
しわづら
)
あ突出して成ることなら
素
(
そ
)
ッ首は要らねえよ。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「二人をこんな目に会わせて、故郷を立退かせるようにしたのもそいつの
仕業
(
しわざ
)
なんだ、早く
捜
(
さが
)
し出して
明
(
あか
)
りを立ててみてえものだ」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
維盛卿の前なれば心を
明
(
あか
)
さん折もなく、
暫
(
しば
)
しの
間
(
あひだ
)
ながら御邊の顏見る毎に胸を裂かるゝ思ひありし、そは他事にもあらず、横笛が事
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
いへ、良き
基督教徒
(
クリスティアーノ
)
よ、汝の思ふ所を
明
(
あか
)
せ、そも/\信仰といふは何ぞや。我即ち
頭
(
かうべ
)
を擧げてこの
言
(
ことば
)
の出でし處なる光を見 五二—五四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
卓子
(
テーブル
)
の
側
(
そば
)
が
僅
(
わづか
)
に
少
(
すこ
)
しばかり
明
(
あか
)
るいだけで、
其
(
そ
)
の
外
(
ほか
)
は
電灯
(
でんとう
)
一
(
ひと
)
つ
点
(
つ
)
けず、
真黒闇
(
まつくらやみ
)
のまゝで
何処
(
どこ
)
を
何方
(
どちら
)
に行つて
宜
(
い
)
いかさツぱり
分
(
わか
)
らぬ。
検疫と荷物検査
(新字旧仮名)
/
杉村楚人冠
(著)
満堂の異形の群集は、
明
(
あか
)
らひく
曙
(
あけぼの
)
の光に追われし
精霊
(
すだま
)
のごとく、
騒然
(
どやどや
)
と先を争って、廻転扉の隙間からかき消すごとく姿は消えて
跡白浪
(
あとしらなみ
)
。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「
厭
(
いや
)
だ厭だ厭だ、
堪
(
たま
)
らない……」と彼は身震いして両耳を
掩
(
おお
)
った。それ故彼は、めったな事には人に自分の姓名を
明
(
あか
)
したがらず
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
その青年の単純な
明
(
あか
)
らさまな心に、自分の
笑顔
(
えがお
)
の奥の苦い渋い色が見抜かれはしないかと、葉子は思わずたじろいだほどだった。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
末男
(
すゑを
)
は
子供
(
こども
)
を
抱
(
だ
)
きながら、まち
子
(
こ
)
と一
所
(
しよ
)
に
銀座
(
ぎんざ
)
の
明
(
あか
)
るい
飾窓
(
かざりまど
)
の
前
(
まへ
)
に
立
(
た
)
つて、
星
(
ほし
)
の
見
(
み
)
える
蒼空
(
あをそら
)
に、すき
透
(
とほ
)
るやうに
見
(
み
)
える
柳
(
やなぎ
)
の
葉
(
は
)
を
見
(
み
)
つめた。
追憶
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
見ると、ただ輪廓のぼんやりした
明
(
あか
)
るいなかに、
物差
(
ものさし
)
の
度盛
(
どもり
)
がある。
下
(
した
)
に2の字が出た。野々宮君がまた「どうです」と聞いた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
灯
(
あかり
)
も
明
(
あか
)
るき
無料
(
むりょう
)
の
官宅
(
かんたく
)
に、
奴婢
(
ぬひ
)
をさえ
使
(
つか
)
って
住
(
す
)
んで、その
上
(
うえ
)
、
仕事
(
しごと
)
は
自分
(
じぶん
)
の
思
(
おも
)
うまま、してもしないでも
済
(
す
)
んでいると
云
(
い
)
う
位置
(
いち
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「ええ、ええ、たいへんでしたわ。おいしいおいしいって
食
(
たべ
)
てしまってから、たねを
明
(
あか
)
すと、
嗽
(
うが
)
いをなさるやらなにやら——」
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
明
(
あか
)
りがつくと連れの男にひそひそ
戯
(
たわむ
)
れて居る様子は、傍に居る私を普通の女と
蔑
(
さげす
)
んで、別段心にかけて居ないようでもあった。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
固
(
もと
)
より父に向ひてはかへすこと葉知らぬ母に、わがこころ
明
(
あか
)
して何にかせむ。されど貴族の子に生れたりとて、われも人なり。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
幽界
(
ゆうかい
)
では、
暗
(
くら
)
いも、
明
(
あか
)
るいもすべてその
人
(
ひと
)
の
器量次第
(
きりょうしだい
)
、
心
(
こころ
)
の
明
(
あか
)
るいものは
何所
(
どこ
)
に
居
(
い
)
ても
明
(
あか
)
るく、
心
(
こころ
)
の
暗
(
くら
)
いものは、
何所
(
どこ
)
へ
行
(
い
)
っても
暗
(
くら
)
い……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
仲冬のすゑ此人
居間
(
ゐま
)
の二階にて
書案
(
つくゑ
)
によりて物を
書
(
かき
)
てをられしが、
窓
(
まど
)
の
庇
(
ひさし
)
に
下
(
さが
)
りたる
垂氷
(
つらゝ
)
の五六尺なるが
明
(
あか
)
りに
障
(
さは
)
りて
机
(
つくゑ
)
のほとり
暗
(
くら
)
きゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ランプの
明
(
あか
)
りで見れば、男は
五分刈
(
ごぶがり
)
頭の二十五六、意地張らしい顔をして居る。女は少しふけて、おとなしい顔をして、
丸髷
(
まるまげ
)
に結って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お蔦 (扱帯を引きあげ)もし、だれかに
咎
(
とが
)
められたら、あたしに貰ったとおいい、出る処へ出て
明
(
あか
)
りを立ててあげるから。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
ア
屹度
(
きっと
)
殺したろう、殺したといやア黙ってるが云わなけりゃア仏様を本堂へ持って行って
詮議方
(
あらいかた
)
するというから、驚いて
否応
(
いやおう
)
なしに種を
明
(
あか
)
した
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
漸くに二人
着
(
き
)
て
寢
(
ね
)
し事なれば吉之助に
着
(
き
)
せる物なく其夜は
右
(
みぎ
)
の三布蒲團を吉之助に着せ夫婦は
夜中
(
やちう
)
辻番
(
つじばん
)
を
抱
(
だい
)
て夜を
明
(
あか
)
しけれども是にては主人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それ愛の最も
篤
(
あつ
)
からんには、利にも惑はず、他に又
易
(
か
)
ふる者もあらざる可きを、
仮初
(
かりそめ
)
もこれの移るは、その最も篤きにあらざるを
明
(
あか
)
せるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし折角の試みも細田氏が外に姿を現わさないので、その恐怖がどの位まで氏に影響しているかを
明
(
あか
)
らさまに知ることは
六ヶ敷
(
むつかし
)
いことでした。
三角形の恐怖
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「一滴でも油を
滴
(
こぼ
)
したら、これだぞ」と云って、長者は傍に置いてある
赤樫
(
あかがし
)
の
杖
(
つえ
)
を
揮
(
ふ
)
って見せました。長者はその
明
(
あか
)
りで酒を飲んでおりました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その
押
(
おさ
)
へて居ると云ふのは喜びに伴ふ悲哀でも
何
(
な
)
んでもない、
良人
(
をつと
)
と二人で子の傍へ帰つて来る事の出来なかつたのが
明
(
あか
)
らままに悲しいのである。
帰つてから
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
月すめば谷にぞ雲は沈むめる、嶺吹き払ふ風に敷かれてたゞ
御※
(
おんむね
)
の月
明
(
あか
)
からんには、浮き雲いかに厚う鎖すとも氷輪無為の
天
(
そら
)
の半に懸り
御坐
(
おは
)
して
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
少許
(
すこし
)
調査物
(
しらべもの
)
があるからと云つて話好の伯母さんを避け、此十疊の奧座敷に立籠つて、餘り
明
(
あか
)
からぬ五分心の
洋燈
(
ランプ
)
の前に此筆を取上げたのは、實は
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「うむ。それでこそ、義も情もある日本人じゃ。君は、わしの唯一の味方じゃ……では、わしの本心を
明
(
あか
)
してあげよう」
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
隅
(
すみ
)
から
隅
(
すみ
)
までからりと
明
(
あか
)
るく、
廣
(
ひろ
)
い
空
(
そら
)
に
照
(
て
)
つてゐる
秋
(
あき
)
の
夜
(
よ
)
の
光線
(
こうせん
)
のさしてゐる
中
(
うち
)
に、
雁
(
かり
)
が
鳴
(
な
)
き
渡
(
わた
)
つて
行
(
ゆ
)
くといふ
歌
(
うた
)
です。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
橋の欄干のさして
明
(
あか
)
からぬ
火影
(
ほかげ
)
には近くの商店に働いている女でなければ、真面目な女事務員としか見えないくらい、
巧
(
たくみ
)
にその身の上を隠している。
吾妻橋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
もみの木はせっかくのかざりを、ひとつもなくすまいと、しんぱいしました。それに、あんまり
明
(
あか
)
るすぎるので、ただもうぼうっとなりました。——
もみの木
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
(ホ)
灌木帶
(
かんぼくたい
)
(
偃松帶
(
はひまつたい
)
)。 えぞまつやとゞまつの
針葉樹林
(
しんようじゆりん
)
を
出
(
で
)
てその
先
(
さき
)
へ
移
(
うつ
)
ると、
急
(
きゆう
)
に
光
(
ひかり
)
が
強
(
つよ
)
く、あたりはぱっと
明
(
あか
)
るくなつたような
氣
(
き
)
がします。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
その列車の食堂は明るくて、その天井は白いロイドで貼つてあり、飴色の電燈は、カツカと
明
(
あか
)
つて燈つてゐました。
夜汽車の食堂
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
名はいはざるべし、
悔
(
くい
)
ある堕落の
化身
(
けしん
)
を母として、
明
(
あか
)
らさまに世の
耳目
(
じもく
)
を
惹
(
ひ
)
かせんは、子の行末の為め、決して
好
(
よ
)
き事にはあらざるべきを思うてなり。
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
それからまたズーズーズーズー行く中に急に
明
(
あか
)
りがさしたから、見ると右側に一面にスリガラスを入れた家がある。
熊手と提灯
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
そして或晩わたしが、或る事を
明
(
あか
)
してから、その子が腹にきたことを知ると、蒼くなってふいに考え込んだりした。
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
この
明
(
あか
)
りじゃはっきり
見分
(
みわ
)
けがつくめえが、よく
見
(
み
)
ねえ。お
大名
(
だいみょう
)
のお
姫様
(
ひめさま
)
の
爪
(
つめ
)
だって、これ
程
(
ほど
)
の
艶
(
つや
)
はあるめえからの
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
「あいつ等二人には、この島のことは、まだ何も聞かしていないんだ。どれ、これから秘密を
明
(
あか
)
してやろうか。」
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
洞穴
(
ほらあな
)
の中に一筋の
明
(
あか
)
りが差し込んでいる。それは巌の
裂目
(
さけめ
)
で、そこへ近づいてみると、
傍
(
かたわら
)
につっ立っている奇巌城が見える。ガニマールは
指
(
ゆびさ
)
していった。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
墓
(
はか
)
か? いや/\、こりゃ
墓
(
はか
)
ではない、
明
(
あか
)
り
窓
(
まど
)
ぢゃ、なア、
足下
(
きみ
)
。はて、ヂュリエットが
居
(
ゐ
)
るゆゑに、
其
(
その
)
艶麗
(
あてやか
)
さで、
此
(
この
)
窖
(
あなむろ
)
が
光
(
ひか
)
り
輝
(
かゞや
)
く
宴席
(
えんせき
)
とも
見
(
み
)
ゆるわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
東の方の空が少しずつ
明
(
あか
)
るんできました。やがて、雲の間から太陽が現れました。
薔薇
(
ばら
)
色の雲の間から
洩
(
も
)
れて来る光は、
樋
(
とい
)
のところの羽子を照らしました。
屋根の上
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
祖母
(
おばあ
)
さんの
着物
(
きもの
)
を
織
(
お
)
る
塲所
(
ばしよ
)
はお
家
(
うち
)
の
玄關
(
げんくわん
)
の
側
(
そば
)
の
板
(
いた
)
の
間
(
ま
)
と
定
(
きま
)
つて
居
(
ゐ
)
ました。そのお
庭
(
には
)
の
見
(
み
)
える
明
(
あか
)
るい
障子
(
しやうじ
)
の
側
(
そば
)
に
祖母
(
おばあ
)
さんの
腰掛
(
こしかけ
)
て
織
(
お
)
る
機
(
はた
)
が
置
(
お
)
いてありました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“明”の解説
歴史学/東洋史中国
明(みん)は、中国の王朝である。1368年から1644年まで存在し、明朝あるいは大明とも号した。朱元璋が元を北へ逐って建国し、李自成軍による滅亡の後には、清が李自成政権(順)と明の再建を目指す南明政権を制圧して中国大陸を支配した。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“明”を含む語句
明日
分明
明瞭
明朝
明白
黎明
光明
明星
薄明
灯明
説明
燈明
松明
明々
無明
打明
判明
鮮明
清明
明後日
...