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明
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あき
ふりがな文庫
“
明
(
あき
)” の例文
政府が人権を
蹂躙
(
じゅうりん
)
し、抑圧を
逞
(
たくま
)
しうして
憚
(
はばか
)
らざるはこれにても
明
(
あき
)
らけし。さては、平常先輩の説く処、
洵
(
まこと
)
にその
所以
(
ゆえ
)
ありけるよ。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
男
(
おとこ
)
と
女
(
おんな
)
の
相違
(
そうい
)
が、
今
(
いま
)
は
明
(
あき
)
らかに
袖子
(
そでこ
)
に
見
(
み
)
えてきた。さものんきそうな
兄
(
にい
)
さん
達
(
たち
)
とちがって、
彼女
(
かのじょ
)
は
自分
(
じぶん
)
を
護
(
まも
)
らねばならなかった。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
夫
(
それ
)
任
(
にん
)
ずるに其人を
擇
(
えら
)
めば
黜陟
(
ちつちよく
)
明
(
あき
)
らかにして
刑罰
(
けいばつ
)
中
(
あた
)
らざるなく
實
(
まこと
)
に百姓をして
鼓腹
(
こふく
)
歡呼
(
くわんこ
)
せしむ
諺
(
ことわ
)
ざに曰其人を知らんと欲すれば其の
使
(
つか
)
ふ者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
又
(
また
)
さういふ
種類
(
しゆるい
)
の
地震
(
ぢしん
)
と
爆發
(
ばくはつ
)
に
伴
(
ともな
)
ふ
地震
(
ぢしん
)
との
區別
(
くべつ
)
も、
地震計
(
ぢしんけい
)
の
記録
(
きろく
)
によつて
明
(
あき
)
らかにされるから、
地震計
(
ぢしんけい
)
は
噴火
(
ふんか
)
の
診斷器
(
しんだんき
)
となるわけである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
冬
(
ふゆ
)
は
何事
(
なにごと
)
もなく
北風
(
きたかぜ
)
を
寒
(
さむ
)
い
國
(
くに
)
へ
吹
(
ふ
)
き
遣
(
や
)
つた。
山
(
やま
)
の
上
(
うへ
)
を
明
(
あき
)
らかにした
斑
(
まだら
)
な
雪
(
ゆき
)
が
次第
(
しだい
)
に
落
(
お
)
ちて、
後
(
あと
)
から
青
(
あを
)
い
色
(
いろ
)
が
一度
(
いちど
)
に
芽
(
め
)
を
吹
(
ふ
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
だんだんにこれを究め
明
(
あき
)
らめることができるとすれば、他人はいざ知らず、自分は何よりもまず彼らの歩み
来
(
きた
)
った
途
(
みち
)
が、どれほどの変化をもって
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
いや、雪さえ降るに、
御簾
(
ぎょれん
)
の内、
明
(
あき
)
らけくはなかったが、笛の座につかれたみ姿の線、おのずからな御威容、さすがはと拝せられ、世上、しきりに新帝の
英邁
(
えいまい
)
を
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
低
(
ひく
)
くして
靜
(
しづ
)
かに
明
(
あ
)
くる
座敷
(
ざしき
)
の
内
(
うち
)
これは
如何
(
いか
)
に
頭巾
(
づきん
)
に
見
(
み
)
えざりし
面
(
おもて
)
肩掛
(
かたかけ
)
につゝみし
身
(
み
)
今
(
いま
)
ぞ
明
(
あき
)
らかに
現
(
あら
)
はれぬ
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
振
(
ふり
)
の
明
(
あき
)
から
溢
(
こぼ
)
れる
緋
(
ひ
)
の
長襦袢
(
ながじゅばん
)
が梓の手にちらちらと
搦
(
から
)
むばかり、
颯
(
さっ
)
とする
留南木
(
とめき
)
の
薫
(
かおり
)
。顔を見合せて
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さらにそれから右へ折れ、月
明
(
あき
)
らかに星
稀
(
まれ
)
な、北国街道の
岨道
(
そばみち
)
を、歌声を追って走って行った。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そして
暗
(
くら
)
がりから
明
(
あか
)
るくなつて
來
(
き
)
て、
今
(
いま
)
まで
歩
(
ある
)
いてゐた
道
(
みち
)
のほとりに、
鶴
(
つる
)
の
寢泊
(
ねとま
)
りしてゐた
沼地
(
ぬまち
)
のようなものゝあつたことに、
氣
(
き
)
のついた
樣子
(
ようす
)
が、
明
(
あき
)
らかに
感
(
かん
)
ぜられます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
武運
拙
(
つたな
)
く戦場に
斃
(
たお
)
れた
顛末
(
てんまつ
)
から、死後、
虚空
(
こくう
)
の大霊に
頸筋
(
くびすじ
)
を
掴
(
つか
)
まれ無限の
闇黒
(
あんこく
)
の
彼方
(
かなた
)
へ投げやられる次第を
哀
(
かな
)
しげに語るのは、
明
(
あき
)
らかに弟デックその人と、
誰
(
だれ
)
もが
合点
(
がてん
)
した。
狐憑
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
面白くないのは平次でした。
明
(
あき
)
らかな殺しを眼の前に見せられ乍ら、身分の
隔
(
へだ
)
てに妨げられて、それをどうすることも出來なかつたのは、思ひ出すごとに、平次の心が
翳
(
かげ
)
ります。
銭形平次捕物控:199 蹄の跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
天竺
(
てんじく
)
は
仏陀迦耶
(
ぶっだがや
)
なる
菩提樹
(
ぼだいじゅ
)
下に於て、過去、現在、未来、
三世
(
さんぜ
)
の実相を
明
(
あき
)
らめられて、
無上正等正覚
(
むじょうしょうとうしょうがく
)
に
入
(
い
)
らせられた大聖
釈迦牟尼仏
(
しゃかむにぶつ
)
様が「因果応報」と
宣
(
のたも
)
うたのはここの事じゃ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「市場の方から、
明
(
あき
)
さんや、みっちゃんも来てるのよ」などとも誘い出すのだった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
長崎のいにし
古
(
ふる
)
ごと
明
(
あき
)
らむる君ぞたふときあはれたふとき(古賀十二郎翁に)
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「
明
(
あき
)
ちやん、お止めよ。」正吉が、林をさへぎつた。林は、凄い顔をした。
村のストア派
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
そして私たちが彼の無限と全能と
遍在
(
へんざい
)
とを最も
明
(
あき
)
らかに讀み得るのは、神の造り給うた數知れぬ星が音なく
軌道
(
きだう
)
を辷りゆく雲なき夜の空である。私はロチスター氏の爲めにお祈りしようと跪いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
すると出し抜けに笑声がして、
明
(
あき
)
座敷に
谺響
(
こだま
)
を起していたのだ。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
冬ひと日なにかきこえてある山のまだしづかにて
明
(
あき
)
らなりける
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
それを
明
(
あき
)
らめることは
不可能
(
ふかのう
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
多「おい久八さん
明
(
あき
)
だるじゃアねえか」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
潮
(
うしほ
)
の
華
(
はな
)
の
明
(
あき
)
らかに
草わかば
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
もし内心に此苦痛を受けながら、たゞ苦痛の自覚丈
明
(
あき
)
らかで、何の
為
(
ため
)
の苦痛だか分別が付かないならば、それは頭脳の
鈍
(
にぶ
)
い劣等な人種である。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其上
(
そのうへ
)
、
氣象上
(
きしようじよう
)
の
大
(
おほ
)
きな
異變
(
いへん
)
については
單
(
たん
)
に
豫報
(
よほう
)
ばかりで
解決
(
かいけつ
)
されないこと、
昭和二年
(
しようわにねん
)
九月十三日
(
くがつじゆうさんにち
)
、
西九州
(
にしきゆうしゆう
)
に
於
(
お
)
ける
風水害
(
ふうすいがい
)
の
慘状
(
さんじよう
)
を
見
(
み
)
ても
明
(
あき
)
らかであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
思ひ出すには
閑靜
(
しづか
)
なる所がよきものなり因て
見張
(
みはり
)
を
附
(
つけ
)
るにより
明
(
あき
)
長屋
(
ながや
)
へ
到
(
いた
)
り
篤
(
とく
)
と考へ見よとて同心に
遠見
(
とほみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
我欲
(
がよく
)
の
目當
(
めあ
)
てが
明
(
あき
)
らかに
見
(
み
)
えねば
笑
(
わら
)
ひかけた
口
(
くち
)
もとまで
結
(
むす
)
んで
見
(
み
)
せる
現金
(
げんきん
)
の
樣子
(
やうす
)
まで、
度〻
(
たび/\
)
の
經驗
(
けいけん
)
に
大方
(
おほかた
)
は
會得
(
えとく
)
のつきて、
此家
(
このや
)
にあらんとには
金
(
かね
)
づかひ
奇麗
(
きれい
)
に
損
(
そん
)
をかけず
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御身も危うければ
疾
(
と
)
く帰れというままに、その在所をも問い
明
(
あき
)
らめずして
遁
(
に
)
げ
還
(
かえ
)
れりという。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
その
鳥
(
とり
)
の
聲
(
こゑ
)
のするあたりから、だん/\
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けかけて、あちらに
一
(
ひと
)
かたまり、こちらに
一
(
ひと
)
かたまりといふふうに、
山
(
やま
)
の
櫻
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
も
色
(
いろ
)
が
現
(
あらは
)
れて、だん/\
明
(
あき
)
らかになつて
行
(
ゆ
)
く。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
加之
(
しかのみならず
)
、この時に際し、外国の注目する所たるや、火を見るよりも
明
(
あき
)
らけし。しかるにその結果たる不充分にして、外国人も
私
(
ひそ
)
かに日本政府の微弱無気力なるを嘆ぜしとか聞く。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
ねむからばまこと寝よとしかきおこし
燈
(
ひ
)
は
明
(
あき
)
らけし
女童
(
めわらは
)
を母は
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「
明
(
あき
)
ちゃん……」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかしその自信を彼に認めたところで、私は決して満足できなかったのです。私の疑いはもう一歩前へ出て、その性質を
明
(
あき
)
らめたがりました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
覺悟
(
かくご
)
次第
(
しだい
)
に
斷念
(
あきらめ
)
もつくべし、
今
(
いま
)
一
度
(
ど
)
此文
(
これ
)
を
進
(
あ
)
げて、
明
(
あき
)
らかのお
答
(
こた
)
へ
聞
(
き
)
いて
給
(
たま
)
はれ、
夫
(
そ
)
れ
次第
(
しだい
)
にて
若樣
(
わかさま
)
にもお
別
(
わか
)
れに
成
(
な
)
るべければと
虚實
(
きよじつ
)
をまぜて、
子心
(
こごヽろ
)
に
哀
(
あは
)
れと
聞
(
き
)
くやう
頼
(
たの
)
みければ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
吉野山
(
よしのやま
)
は、
古
(
ふる
)
くからずいぶん
長
(
なが
)
く、
坊
(
ぼう
)
さんその
外
(
ほか
)
修道者
(
しゆどうしや
)
といつて
佛教
(
ぶつきよう
)
の
修行
(
しゆぎよう
)
をする
人
(
ひと
)
が
籠
(
こも
)
つてゐたことは、
明
(
あき
)
らかな
事實
(
じじつ
)
でした。その
經驗
(
けいけん
)
から、はじめの
歌
(
うた
)
が
出來
(
でき
)
たのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
聞て扨々
然樣
(
さやう
)
なるか如何さま
渠
(
かれ
)
が
小鬢
(
こびん
)
に半分
眞黒
(
まつくろ
)
に入墨をしてありしが
飛
(
とん
)
だ
不屆
(
ふとゞき
)
なる奴先生が御出下されしゆゑ
早速
(
さつそく
)
埓
(
らち
)
が
明
(
あき
)
しなり彼奴先年の
舊惡
(
きうあく
)
を云れては
堪
(
たま
)
らぬ故夕方までには
屹度
(
きつと
)
離縁状を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
けれども其安住の地は、
明
(
あき
)
らかには、
彼
(
かれ
)
の
眼
(
め
)
に映じて
出
(
で
)
なかつた。たゞ、かれの
心
(
こゝろ
)
の調子全体で、それを
認
(
みと
)
めた丈であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
されどもお
美尾
(
みを
)
が
病氣
(
びやうき
)
はお
目出度
(
めでたき
)
かた
成
(
なり
)
き、三四
月
(
がつ
)
の
頃
(
ころ
)
より
夫
(
そ
)
れとは
定
(
さだ
)
かに
成
(
な
)
りて、いつしか
梅
(
うめ
)
の
實
(
み
)
落
(
おつ
)
る
五月雨
(
さみだれ
)
の
頃
(
ころ
)
にも
成
(
な
)
れば、
隣近處
(
となりきんじよ
)
の
人々
(
ひと/\
)
よりおめで
度
(
た
)
う
御座
(
ござ
)
りますと
明
(
あき
)
らかに
言
(
い
)
はれて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
梅子は
何
(
なん
)
とかして、
話
(
はなし
)
を
其所
(
そこ
)
へ持つて行かうとした。代助には、それが
明
(
あき
)
らかに見えた。だから、
猶
(
なほ
)
空
(
そら
)
とぼけて
讐
(
かたき
)
を取つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
附
(
つき
)
そひの
女
(
をんな
)
が
粥
(
かゆ
)
の
膳
(
ぜん
)
を
持來
(
もちきた
)
りて
召上
(
めしあが
)
りますかと
問
(
と
)
へば、いや/\と
頭
(
かぶり
)
をふりて
意氣地
(
いくぢ
)
もなく
母
(
はゝ
)
の
膝
(
ひざ
)
へ
寄
(
より
)
そひしが、
今日
(
けふ
)
は
私
(
わたし
)
の
年季
(
ねん
)
が
明
(
あき
)
まするか、
歸
(
かへ
)
る
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るで
御座
(
ござ
)
んしやうかとて
問
(
と
)
ひかけるに
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
坐
(
すは
)
り
疲
(
くた
)
びれたと見えて、枡の
仕切
(
しきり
)
に
腰
(
こし
)
を掛けて、
場内
(
じようない
)
を
見廻
(
みまは
)
し始めた。其時三四郎は
明
(
あき
)
らかに野々宮さんの広い
額
(
ひたい
)
と大きな
眼
(
め
)
を認める事が
出来
(
でき
)
た。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其代り
筆
(
ふで
)
が
些
(
ちつ
)
とも滞つてゐない。殆んど一気
呵成
(
かせい
)
に
仕上
(
しあげ
)
た趣がある。
絵
(
ゑ
)
の
具
(
ぐ
)
の
下
(
した
)
に鉛筆の輪廓が
明
(
あき
)
らかに
透
(
す
)
いて見えるのでも、洒落な
画
(
ぐわ
)
風がわかる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎は
飯
(
めし
)
も食はずに、
仰向
(
あほむけ
)
に天井を
眺
(
なが
)
めてゐた。
時々
(
とき/″\
)
うと/\
眠
(
ねむ
)
くなる。
明
(
あき
)
らかに熱と
疲
(
つかれ
)
とに囚はれた有様である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
表
(
おもて
)
は
左右
(
さいう
)
から
射
(
さ
)
す
店
(
みせ
)
の
灯
(
ひ
)
で
明
(
あき
)
らかであつた。
軒先
(
のきさき
)
を
通
(
とほ
)
る
人
(
ひと
)
は、
帽
(
ばう
)
も
衣裝
(
いしやう
)
もはつきり
物色
(
ぶつしよく
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
た。けれども
廣
(
ひろ
)
い
寒
(
さむ
)
さを
照
(
て
)
らすには
餘
(
あま
)
りに
弱過
(
よわす
)
ぎた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
を
色々
(
いろ/\
)
なものが
流
(
なが
)
れた。
其
(
その
)
あるものは
明
(
あき
)
らかに
眼
(
め
)
に
見
(
み
)
えた。あるものは
混沌
(
こんとん
)
として
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
くに
動
(
うご
)
いた。
何所
(
どこ
)
から
來
(
き
)
て
何所
(
どこ
)
へ
行
(
い
)
くとも
分
(
わか
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“明”の解説
歴史学/東洋史中国
明(みん)は、中国の王朝である。1368年から1644年まで存在し、明朝あるいは大明とも号した。朱元璋が元を北へ逐って建国し、李自成軍による滅亡の後には、清が李自成政権(順)と明の再建を目指す南明政権を制圧して中国大陸を支配した。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“明”を含む語句
明日
分明
明瞭
明朝
明白
黎明
光明
明星
薄明
灯明
説明
燈明
松明
明々
無明
打明
判明
鮮明
清明
明後日
...