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明
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あ
ふりがな文庫
“
明
(
あ
)” の例文
二日
(
ふつか
)
の
眞夜中
(
まよなか
)
——せめて、たゞ
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
くるばかりをと、
一時
(
ひととき
)
千秋
(
せんしう
)
の
思
(
おもひ
)
で
待
(
ま
)
つ——
三日
(
みつか
)
の
午前三時
(
ごぜんさんじ
)
、
半
(
なか
)
ばならんとする
時
(
とき
)
であつた。……
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
見込み「
明
(
あ
)
けつ
放
(
ぱな
)
してだれも居ねえのか、この開帳で人の出るのに」とかます
烟草入
(
たばこいれ
)
と
真鍮
(
しんちゅう
)
の
煙管
(
きせる
)
を出し「何だ火もねえや」といひ
いがみの権太:(明治二十九年一月、明治座)
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
雨風
(
あめかぜ
)
の患のない、人目にかゝる惧のない、一
晩
(
ばん
)
樂
(
らく
)
にねられさうな所があれば、そこでともかくも、
夜
(
よ
)
を
明
(
あ
)
かさうと思つたからである。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
こうした
周囲
(
しゅうい
)
の
空気
(
くうき
)
は、
僕
(
ぼく
)
をして、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも
心
(
こころ
)
に
深
(
ふか
)
く
感
(
かん
)
じたいっさいを
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
ける
機会
(
きかい
)
をば、
永久
(
えいきゅう
)
にうしなわしてしまったのでした。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこで竿をいたわって、しかも早く
埒
(
らち
)
の
明
(
あ
)
くようにするには、竿の折れそうになる前に切れ
処
(
どこ
)
から糸のきれるようにして置くのです。
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
内
(
うち
)
より
明
(
あ
)
けて
面
(
おもて
)
を
出
(
いだ
)
すは
見違
(
みちが
)
へねども
昔
(
むかし
)
は
殘
(
のこ
)
らぬ
芳之助
(
よしのすけ
)
の
母
(
はゝ
)
が
姿
(
すがた
)
なり
待
(
ま
)
つ
人
(
ひと
)
ならで
待
(
ま
)
たぬ
人
(
ひと
)
の
思
(
おも
)
ひも
寄
(
よ
)
らず
佇
(
たゝず
)
むかげに
驚
(
おどろ
)
かされて
物
(
もの
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一人
(
ひとり
)
で
坐
(
すは
)
つて居ると、
何処
(
どこ
)
となく
肌寒
(
はださむ
)
の感じがする。不図気が付いたら、机の前の窓がまだ
閉
(
た
)
てずにあつた。障子を
明
(
あ
)
けると月夜だ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
何
(
なに
)
なりと
訊
(
たず
)
ねて
貰
(
もら
)
います。
研究
(
けんきゅう
)
の
為
(
た
)
めとあれば、
俺
(
わし
)
の
方
(
ほう
)
でもそのつもりで、
差支
(
さしつかえ
)
なき
限
(
かぎ
)
り
何
(
なに
)
も
彼
(
か
)
も
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けて
話
(
はな
)
すことにしましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
夜の洞海湾を、ゆるい速力で進む船列は、どの舟にも、一杯に、華麗な燈籠提灯の
明
(
あ
)
かりがみなぎって、波にその光をうつしている。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
所が今日はもう出勤前だから又明朝来て
呉
(
く
)
れ、
明
(
あ
)
くる朝早く行くと、人が来て居て行かないと云う。
如何
(
どう
)
しても教えて
呉
(
く
)
れる
暇
(
ひま
)
がない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
彼らが山を走ることは
恰
(
あたか
)
も兎の走るがごとくで私など追いかけたところで、
埓
(
らち
)
の
明
(
あ
)
く訳でもない。また追いかけようという考えもない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
凝然
(
ぢつ
)
とした
靜
(
しづ
)
かな
月
(
つき
)
が
幾
(
いく
)
らか
首
(
くび
)
を
傾
(
かたむ
)
けたと
思
(
おも
)
つたら
樅
(
もみ
)
の
梢
(
こずゑ
)
の
間
(
あひだ
)
から
少
(
すこ
)
し
覗
(
のぞ
)
いて、
踊子
(
をどりこ
)
が
形
(
かたち
)
づくつて
居
(
ゐ
)
る
輪
(
わ
)
の一
端
(
たん
)
をかつと
明
(
あ
)
かるくした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
そのうちに
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けてしまったので、こんなに
大
(
おお
)
ぜい
集
(
あつ
)
まっているところをうっかり
猫
(
ねこ
)
に
見
(
み
)
つけられては、それこそたいへんだといって
猫の草紙
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おお、気がつきなさったかい、やれやれこれで安心しただ」老人の漁師が、ぱっちり眼を
明
(
あ
)
いた龍介を見て、嬉しそうに言葉をかけた。
骸骨島の大冒険
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
その堀立小屋は、窓がたいへん少くて、しかもそれが二メートルも上の方に
監房
(
かんぼう
)
の空気ぬきよろしくの形に、
申
(
もうし
)
わけばかりに
明
(
あ
)
いていた。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これは
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
けぬ
間
(
ま
)
に
河内
(
かはち
)
へ越さうとして、身も心も疲れ果て、
最早
(
もはや
)
一歩も進むことの出来なくなつた平八郎
父子
(
ふし
)
と瀬田、渡辺とである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「何かこう、眼の前がパッと
明
(
あ
)
かうなったり、真ッ黒けになったりして、あんたの顔がこって牛の顔みたいに大きう見えたわ」
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
私は
直
(
すぐ
)
に
起
(
た
)
ってそこの廊下の雨戸を一枚
明
(
あ
)
けて、立って待っておると
戸外
(
おもて
)
は
朧
(
おぼろ
)
の夜で庭の
面
(
おも
)
にはもう薄雪の一面に降っていた。
雪の透く袖
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
その
明
(
あ
)
け
方
(
がた
)
の
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
、ひるの
鳥
(
とり
)
でもゆかない
高
(
たか
)
いところをするどい
霜
(
しも
)
のかけらが
風
(
かぜ
)
に
流
(
なが
)
されてサラサラサラサラ
南
(
みなみ
)
のほうへとんでゆきました。
いちょうの実
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
小山は
徐
(
おもむ
)
ろに席に就き「中川君、非常に面倒で大きに弱ったがやっと今日
埒
(
らち
)
が
明
(
あ
)
いたよ」とこの一語は天の
福音
(
ふくいん
)
としてお登和嬢の耳に響きぬ。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
されど汝は我等のまことの
状態
(
ありさま
)
のさらに汝に
明
(
あ
)
かされんことを願へば、我もいかでか汝にこれを否むをねがはむ 五五—五七
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
とりあへず隣接した三等室のドアの直ぐ傍に、たつた一つ
明
(
あ
)
いてゐた寝台に母は運びこまれた。これが母の死の床になつた。
母たち
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
初めて余のおそるおそる格子戸
明
(
あ
)
けて案内を乞ひし時やや暫くにして出で
来
(
きた
)
られしは鼻下に
髭
(
ひげ
)
を
蓄
(
たくわ
)
へし四十年配の
眼
(
まなこ
)
大きく色浅黒き人なりき。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
一体に白、水色、
淡紅
(
とき
)
色などの
明
(
あ
)
かるい色のロオヴを着た女が多く、
其
(
それ
)
等を公園の
木立
(
こだち
)
の下の人込の中で見るのは
罌粟
(
けし
)
の花を散らした様である。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
ふる
年
(
とし
)
といふのは、
新年
(
しんねん
)
に
對
(
たい
)
する
舊年
(
きゆうねん
)
であつて、
昔
(
むかし
)
の
暦
(
こよみ
)
では
年
(
とし
)
の
明
(
あ
)
けないうちに、
立春
(
りつしゆん
)
の
節
(
せつ
)
といふ
暦
(
こよみ
)
の
上
(
うへ
)
の
時期
(
じき
)
がやつて
來
(
く
)
ることもあつたのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ばお
濯
(
すゝぎ
)
なさるがよいと言れて
喜
(
よろこ
)
び
會釋
(
ゑしやく
)
して
破
(
やれ
)
し垣根の
切戸
(
きりど
)
を
明
(
あ
)
け廣くも非ぬ庭へ進むに老人
背後
(
うしろ
)
を
見返
(
みかへ
)
りておみつ水を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ええ、
辛抱
(
しんぼう
)
しますとも、
夜中
(
よなか
)
ンなろうが、
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けようが、ここは
滅多
(
めった
)
に
動
(
うご
)
くンじゃないけれど、お
前
(
まえ
)
がもしか
門違
(
かどちが
)
いで、おせんの
家
(
うち
)
でもない
人
(
ひと
)
の……
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
へえゝ
眼
(
め
)
の見えない
中
(
うち
)
は
却
(
かへ
)
つて
驚
(
おどろ
)
きませんでした、
何
(
ど
)
うでも勝手にしねえと
云
(
い
)
ふ
気
(
き
)
が
有
(
あ
)
りましたから、
眼
(
め
)
が
明
(
あ
)
いたら
何
(
なん
)
だか
怖
(
こは
)
くツて
些
(
ちつ
)
とも歩けません。
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
日本語で歌わせられたの……そうして三分ばかりして歌が済んじゃったら監督みたいな汚ない
菜葉
(
なっぱ
)
服の人が穴の
明
(
あ
)
いたシャッポを脱いでモウ結構です。
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
寺の本堂は
明
(
あ
)
け
放
(
はな
)
されて、
如来様
(
にょらいさま
)
の前に供えられた
裸蝋燭
(
はだかろうそく
)
の夜風にチラチラするのが遠くから見えた。やがて棺はかつき上げられて、
読経
(
どきょう
)
が始まった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
荒浪
(
あらなみ
)
高
(
たか
)
き
印度洋
(
インドやう
)
に
進航
(
すゝみい
)
つてからも、
一日
(
いちにち
)
、
二日
(
ふつか
)
、
三日
(
みつか
)
、
四日
(
よつか
)
、と
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れ、
夜
(
よ
)
は
明
(
あ
)
けて、
五日目
(
いつかめ
)
までは
何事
(
なにごと
)
もなく
※去
(
すぎさ
)
つたが、
其
(
その
)
六日目
(
むいかめ
)
の
夜
(
よる
)
とはなつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
カピ長
南無三
(
なむさん
)
、やりをるわい。おもしろい
下司野郎
(
げすやらう
)
め!
何
(
なん
)
ぢゃ、
薪
(
まき
)
を
見
(
み
)
る
眼
(
め
)
ぢゃ?
乃公
(
おれ
)
ゃまた
薪目
(
まきめ
)
くらかと
思
(
おも
)
うた。……はれやれ、
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けたわ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
松や楓の植込から、どす黝い池の水に架つた土橋、それから子供の病室をもれる
明
(
あ
)
かりに青々してみえる芝生、それを蹈んで、彼は窓の下へ寄つて行つた。
老苦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
その習慣が幾代も続いて来たので、眼の働きが甚だ弱いものになって
了
(
しま
)
って、火のような強い光線に出逢うと、眼を
明
(
あ
)
いては居られない
様
(
よう
)
になったのである。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
な
沈黙
(
ちんもく
)
が
続
(
つづ
)
いた。
父
(
とう
)
さんでさえそれを
説
(
と
)
き
明
(
あ
)
かすことが
出来
(
でき
)
なかった。ただただ
父
(
とう
)
さんは
黙
(
だま
)
って、
袖子
(
そでこ
)
の
寝
(
ね
)
ている
部屋
(
へや
)
の
外
(
そと
)
の
廊下
(
ろうか
)
を
往
(
い
)
ったり
来
(
き
)
たりした。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「證據は山ほどある。夜露に濡れた辨次郎の袷には、一と晩
明
(
あ
)
かした柳原土手の葉が附いて居るばかりではない。
袂
(
たもと
)
に
飛沫
(
しぶ
)
いた返り血を洗ひ落した跡まである」
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
夜
(
よ
)
明
(
あ
)
けて見れば、馬屋の
土台
(
どだい
)
の下を掘り
穿
(
うが
)
ちて中に入り、馬の七頭ありしをことごとく食い殺していたり。この家はそのころより産やや傾きたりとのことなり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
或日瀧口、
閼伽
(
あか
)
の
水
(
みづ
)
汲
(
く
)
まんとて、まだ
明
(
あ
)
けやらぬ空に往生院を出でて、近き泉の方に行きしに、
都
(
みやこ
)
六波羅わたりと覺しき方に、一道の
火焔
(
くわえん
)
天
(
てん
)
を
焦
(
こが
)
して
立上
(
たちのぼ
)
れり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
やはり流行にかかわると笑った人もあったが、笑う者に説明する必要はないけれども、僕の
真情
(
しんじょう
)
を
明
(
あ
)
かしていうと、僕の
息子
(
むすこ
)
にだけは時勢に遅れさせたくない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
学生の理想として
明
(
あ
)
け
暮
(
く
)
れ
仰望
(
ぎょうぼう
)
した大学生というものに、いよいよなって登校するのは愉快な気がする。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
そしてその
涙
(
なみだ
)
が、
王子
(
おうじ
)
の
眼
(
め
)
へ
入
(
はい
)
ると、
忽
(
たちま
)
ち
両方
(
りょうほう
)
の
眼
(
め
)
が
明
(
あ
)
いて、
前
(
まえ
)
の
通
(
とお
)
り、よく
見
(
み
)
えるようになりました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「
気嚢
(
きのう
)
に穴が
明
(
あ
)
いていたのです。もっともその穴は、一月程前に一度修繕した事のある穴ですが——」
デパートの絞刑吏
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
一口に西洋といつても色々国がある事だし、夫人の指すのは
何
(
ど
)
の国なのだらうかと、それとなく聞いたものがあつた。すると夫人は穴の
明
(
あ
)
く程相手の顔を見つめて
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
彼は死亡室の小さな建物に、とうの昔に死んでいる何十人何百人の人間を住まわせ、その地下室から庭の片隅に面して
明
(
あ
)
いている小窓に、じっと眼を凝らすのだった。
紅い花
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
両方の肩に腫れられては、
明日
(
あす
)
は何で担ごうやら。夢の中にも肩が痛い。また水汲みかと思うと、
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
くるのが恨めしい。妻が見かねて小さな肩蒲団を作ってくれた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
麻布のあの洋館が
明
(
あ
)
いているだろうか、明いていたら幸福だが、という意味の手紙がきました……いま、お話したように、シュラーなる人物は、課税報告番号によると
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
明
(
あ
)
くれば郷里の有志者および新聞記者諸氏の
発起
(
ほっき
)
にかかる慰労会あり、
魚久
(
うおきゅう
)
という料理店に招かれて、朝鮮鶴の料理あり、妾らの関係せしかの事件に
因
(
ちな
)
めるなりとかや。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
全級一度に教授することによって教員の手が
明
(
あ
)
く。先生方はそうして得らるる時間の余裕を利用して色々な教材の映画シナリオの共同編纂に従事することになるであろう。
教育映画について
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
もなく
疑
(
うたが
)
ひだけで
濟
(
す
)
んだのだが、一
夜
(
や
)
を
思
(
おも
)
はぬ
所
(
ところ
)
で
明
(
あ
)
かしてしまつた
誰彼
(
たれかれ
)
、あまり
寢覺
(
ねざ
)
めがよかつた
筈
(
はず
)
も
無
(
な
)
いが、
何
(
なん
)
でも
物事
(
ものごと
)
の
先驅者
(
せんくしや
)
の
受難
(
じゆなん
)
の
一卷
(
ひとまき
)
とすれば
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
先方
(
さき
)
でも
何言
(
なにごと
)
も云わずにまた
後方
(
うしろ
)
へ
居
(
お
)
って、
何処
(
どこ
)
ともなく出て行ってしまった、
何分
(
なにぶん
)
時刻が時刻だし、第一昨夜私は寝る前に確かに閉めた
闥
(
ドア
)
が外から
明
(
あ
)
けられる道理がない
闥の響
(新字新仮名)
/
北村四海
(著)
“明”の解説
歴史学/東洋史中国
明(みん)は、中国の王朝である。1368年から1644年まで存在し、明朝あるいは大明とも号した。朱元璋が元を北へ逐って建国し、李自成軍による滅亡の後には、清が李自成政権(順)と明の再建を目指す南明政権を制圧して中国大陸を支配した。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“明”を含む語句
明日
分明
明瞭
明朝
明白
黎明
光明
明星
薄明
灯明
説明
燈明
松明
明々
無明
打明
判明
鮮明
清明
明後日
...