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気嚢
ふりがな文庫
“気嚢”の読み方と例文
読み方
割合
きのう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きのう
(逆引き)
中錘が見えようとする迄手繰り上げた時、鯛は腹中にある
気嚢
(
きのう
)
の膨脹に泛されて、突然三、四間先の水上へぽっかりと紅い美しい姿を現した。
葵原夫人の鯛釣
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
一方、賊の風船は、第一のお台場を越したあたりで、遂に全く浮力を失い、ダブダブにしわのよった
気嚢
(
きのう
)
を、巨大な
章魚
(
たこ
)
の死骸の様に、水面に浮べた。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
気嚢
(
きのう
)
に穴が
明
(
あ
)
いていたのです。もっともその穴は、一月程前に一度修繕した事のある穴ですが——」
デパートの絞刑吏
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
気嚢(きのう)の例文をもっと
(4作品)
見る
“気嚢”の意味
《名詞》
気 嚢(きのう)
鳥類に見られる呼吸器官で、肺や気管に繋がる袋状のもの。呼吸の働きの補助をする。恐竜にもあったと推定されている。
昆虫に見られる呼吸器官。気管に由来し、嚢状である。気管嚢とも。
(出典:Wiktionary)
“気嚢”の解説
気嚢(きのう、en: Air sacs)は、鳥類が備えている呼吸器官。空気を吸う経路と吐く経路を分け、新鮮な酸素を貯蔵する役割を担う。鳥類の祖たる恐竜にもほぼ同様の器官が存在したことが研究によって示唆されている。
(出典:Wikipedia)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
嚢
漢検準1級
部首:⼝
18画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高
“気嚢”のふりがなが多い著者
大阪圭吉
江戸川乱歩
佐藤垢石