“無拠”のいろいろな読み方と例文
旧字:無據
読み方割合
よんどころなく87.5%
よんどころなき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尚如何にしても叺を見出す事能わざるを以て、無拠よんどころなく大声を発して遠き畑に在るの利太郎を呼びて、漸く蕨を入れたる叺を見出したる事あり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
将は随分と心得も有之ものにて御座候にくみ候程のものにて之無様に被存候、御前(斉興公)之御都合之言に言れぬ事も有之、将之評判無拠よんどころなく請け候儀も有之候
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
『拝啓。昨日は永々御邪魔仕り、奉謝候。帰宅候処、無拠よんどころなき用事出来、乍残念、来四日は、出難く候間、御断おことわり申上候。此次御出遊の節、御供仕度楽み居り候。頓首。』
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)