“拠無”のいろいろな読み方と例文
旧字:據無
読み方割合
よんどころな75.0%
よりどころな25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始終子供にばかかかっていれば生活が出来ないから、拠無よんどころなくこのかしつけ、ないたらこれを与えてくれと、おもゆをこしらえて隣家の女房に頼み
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
わたくしけっしてきみたいして立腹りっぷくいたさんので、病気びょうきなれば拠無よんどころないのです、おさっもうすですよ。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
やがて好き首尾の有らんやうに拠無よりどころなき頼をけつつ、彼は懊悩おうのうに堪へざる毎に取出でては写しふるかたはら、あるは書添へ、或は改めなどして、この文に向へばおのづからその人に向ふが如く
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)