“よんどころなく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無拠87.5%
無據12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「得意ざきへ物買に行ごとく、用事ばかり申上候事、思召も恥入候。然ども外にはいたしかた無之、無拠よんどころなく御頼申上候。これまた前世より之ごふなどと思召、御わきまへ被下度奉願上候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
無拠よんどころなく教程を鵜呑うのみにする結果は知識に対する消化不良と食慾不振である。
離縁りえんに及び候段重々不屆の至りに御座候其節彼に異見いけん差加へ候得共かへつて私し并昌次郎と傳吉妻と不義なと有之候樣に申掛離縁に及び候に今母子の身寄處みよるところなくすでに道路に餓死がし仕つり候仕合に御座候間見るにしのびず無據よんどころなく手前方へ引取百姓共取扱とりあつかひにて是非なくよめに仕つり候處之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)