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無拠
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よんどころなく
ふりがな文庫
“
無拠
(
よんどころなく
)” の例文
旧字:
無據
尚如何にしても叺を見出す事能わざるを以て、
無拠
(
よんどころなく
)
大声を発して遠き畑に在るの利太郎を呼びて、漸く蕨を入れたる叺を見出したる事あり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
将は随分と心得も有之ものにて御座候
而
(
て
)
、
悪
(
にく
)
み候程のものにて之無様に被存候、御前(斉興公)之御都合之言に言れぬ事も有之、将之評判
無拠
(
よんどころなく
)
請け候儀も有之候
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
「得意ざきへ物買に行ごとく、用事
計
(
ばかり
)
申上候事、思召も恥入候。然ども外にはいたしかた無之、
無拠
(
よんどころなく
)
御頼申上候。これまた前世より之
業
(
ごふ
)
などと思召、御
辨
(
わきまへ
)
被下度奉願上候。」
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
無拠
(
よんどころなく
)
教程を
鵜呑
(
うのみ
)
にする結果は知識に対する消化不良と食慾不振である。
マーカス・ショーとレビュー式教育
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
お鉄が
無拠
(
よんどころなく
)
外出する時には、
乾漢
(
こぶん
)
をして見張らせるので有った。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
近年は
無拠
(
よんどころなく
)
、蓬の代りに青粉と申すを買ひまして、舂きまする。
政治の破産者・田中正造
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
無拠
(
よんどころなく
)
身
(
み
)
の
不束
(
ふつつか
)
をも
詑
(
わ
)
び
申候
(
まをしさふらふ
)
次第に御座候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
拠
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“無拠”で始まる語句
無拠処