“よんどころなき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無拠50.0%
無拠処50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『拝啓。昨日は永々御邪魔仕り、奉謝候。帰宅候処、無拠よんどころなき用事出来、乍残念、来四日は、出難く候間、御断おことわり申上候。此次御出遊の節、御供仕度楽み居り候。頓首。』
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
しかし今日こんにち無拠処よんどころなき差支さしつかえがあって出られぬ、いずれ永日えいじつ御面晤ごめんごを期すという端書はがきがあったので、やっと安心して、これなら心置きなく首がくくれる嬉しいと思った。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)