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法
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はう
伯父樣に
疵のつかぬやう、
我身が
頓死する
法は
無きかと
目は
御新造が
起居にしたがひて、
心はかけ
硯のもとにさまよひぬ。
かけ
硯を
此處へと
奧の
間より
呼ばれて、
最早此時わが
命は
無き
物、
大旦那が
御目通りにて
始めよりの
事を申、
御新造が
無情そのまゝに
言ふてのけ、
術もなし
法もなし
正直は
我身の
守り
下座敷はいまだに
客の
騷ぎはげしく、お
力の
中座をしたるに
不興して
喧しかりし
折から、
店口にておやお
皈りかの
聲を
聞くより、
客を
置ざりに
中坐するといふ
法があるか、
皈つたらば
此處へ
來い
“法”の意味
《名詞》
法 (ほう)
ある条件・状況に対して、一定の結果・効果が、常に発生すること。きまり、のり、ルール。
社会生活を送るならば、守らなければならない決まり。道徳。しきたり。
(法学)社会的規範のうち、裁判の判断の基準となるもの。法律の他、諸法令や慣習法・自然法等を含む。
(言語学)動詞の文法範疇のひとつ。内容の確かさ、話者の態度などを表現する。直説法・接続法・仮定法・命令法などがある。
(数学)
(出典:Wiktionary)