“中座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかざ50.0%
ちゅうざ30.0%
ちうざ10.0%
ちゅうぎ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして車座をつくって、まん中に中座なかざを勤める人が御幣を持って坐ると、先達がその中座の前に坐る。
木曾御岳の話 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
はなはだ失礼ですが、今夜はよんどころない会があって、ちょっと顔を出さねばなりませんから、中座ちゅうざをいたします。どうぞ皆さん『雨しょぼ』でも踊らせてゆっくりお過し下さい。」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
下座敷したざしきはいまだにきやくさわぎはげしく、おりき中座ちうざをしたるに不興ぶきようしてやかましかりしおりから、店口みせぐちにておやおかへりかのこゑくより、きやくおきざりに中坐ちうざするといふはうがあるか、かへつたらば此處こゝ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
これは神前に立ってへいを持つの意味で、他地方の中座ちゅうぎと称するものに当たる。これまた相応に信用せられている。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)