“フラン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:ふらん
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なに、本さへ出来上つたら、請合うけあつて百五十回位は舞台にのぼせて見せるさ。一回のあがだかがざつと五千フランとして、百五十回で七十五万法。
一人の女が戸口に立つて、大きな花束を二十フランづゝで賣つてゐた。彼はそれをどうしようといふ當てもなくその一つを買つた。
フランいくらのつり銭を卓子に置くと、ミツシヱルと、寝台のロロと云ふ女は、まるで水鳥のやうにせはし気にパンを頬ばつた。
瑪瑙盤 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)