“ふらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フラン
語句割合
腐爛75.0%
不爛15.0%
不乱5.0%
腐乱5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛ふらんしてうじが湧き、たまらなく臭い。
桜の樹の下には (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
その中に遺骸は直ちに自宅へ引取るはずだったが、余り腐爛ふらんしているので余儀なく直ちに火葬場へ送棺したと知らせて来た。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
「来るものか、あの兄弟たちが。この呉用が出向いて、相談をもちかけても、よほど三寸不爛ふらんのこの舌で口説くどかぬことには」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲「控えろ、仮令たとい三寸不爛ふらん舌頭ぜっとうを以て陳じても最早逃れられぬぞ、是なるは番人喜助の女房梅で有る、見覚えが有るかうじゃ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
めくらのすがたは一心不乱ふらんに、たなごころをあわせ、八神殿しんでん神々かみがみねんじていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つまりこれは一しん不乱ふらん神様かみさまねんじ、神様かみさま自分じぶんとを一たいにまとめてしまって
彼は土の下で腐乱ふらんしきった妻の死体を想像した。いまの雨に、その半身はんしんが流れ出されて、土の上に出ているかもしれないと思った。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
禅家で点心てんじんというが、一片の食を投じて、霊肉の腐乱ふらんすくうという意味通りの役を、この一口の湯が、兵馬のすべてに向って与えたようです。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)