“不爛”の読み方と例文
読み方割合
ふらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「敢て訊くが、其許は蘇秦そしん張儀ちょうぎ詭弁きべんを学んで、三寸不爛ふらんの舌をふるい、この国へ遊説しにやってきたのか。それが目的であるか」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲「控えろ、仮令たとい三寸不爛ふらん舌頭ぜっとうを以て陳じても最早逃れられぬぞ、是なるは番人喜助の女房梅で有る、見覚えが有るかうじゃ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
水産試験場、著名の漁場漁港を巡廻し、三寸不爛ふらん舌頭ぜっとうを以て朝鮮出漁を絶叫する事、又、十二年間……折しもあれ日韓合併の事成るや、大河の決するが如き勢をもって朝鮮に移住する漁民りょうみんだけが
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)