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付
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づけ
ふりがな文庫
“
付
(
づけ
)” の例文
御母さんは束髪の
流行
(
はや
)
る今の世に、昔風の
髷
(
まげ
)
を四日目四日目にきっと
結
(
ゆ
)
う女で、自分の子を喜いちゃん喜いちゃんと、いつでも、ちゃん
付
(
づけ
)
にして呼んでいる。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いいさ
先
(
まづ
)
させて見てくれろとて氷袋の口を開いて水を
搾
(
しぼ
)
り出す手振りの無器用さ、雪や少しはお解りか、
兄様
(
にいさん
)
が
頭
(
つむり
)
を冷して下さるのですよとて、母の親心
付
(
づけ
)
れども何の事とも
聞分
(
ききわけ
)
ぬと覚しく
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あじきなく暮らす
中
(
うち
)
月
満
(
みち
)
て
産声
(
うぶごえ
)
美
(
うるわ
)
しく玉のような女の子、
辰
(
たつ
)
と名
付
(
づけ
)
られしはあの
花漬
(
はなづけ
)
売りなりと、
是
(
これ
)
も昔は
伊勢
(
いせ
)
参宮の
御利益
(
ごりやく
)
に
粋
(
すい
)
という事覚えられしらしき宿屋の
親爺
(
おやじ
)
が物語に珠運も木像ならず
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
歎願
(
たんぐわん
)
せしに
最早
(
もはや
)
罪科
(
ざいくわ
)
極
(
きはま
)
り
御所刑
(
おしおき
)
付
(
づけ
)
へ老中方の判も
据
(
すわ
)
りたり今少し早くば致方も
有
(
ある
)
べきに今更是非なしとの事なれば吉右衞門平兵衞共に
途方
(
とはう
)
に
暮
(
く
)
れ
寥々
(
すご/\
)
と歸りしが吉右衞門は
如何程
(
いかほど
)
金子入用にても何卒喜八を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“付”を含む語句
心付
取付
追付
打付
見付
押付
言付
縁付
仰付
喰付
落付
寄付
片付
云付
申付
目付
顔付
貼付
近付
引付
...