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付
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づ
ふりがな文庫
“
付
(
づ
)” の例文
お粂がその時、吸い物の向こう
付
(
づ
)
けになるようなものを盆にのせて持って来た。お民はそれを客にすすめながら
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
夜食が済むと座敷を取り片
付
(
づ
)
けるので
母屋
(
おもや
)
の方は騒いでいたが、それが済むと長屋の者や近所の者がそろそろ集まって来て、がやがやしゃべるのが聞こえる。
郊外
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
始
(
はじ
)
めて、
此
(
この
)
坂井
(
さかゐ
)
も
餘裕
(
よゆう
)
ある
人
(
ひと
)
に
共通
(
きようつう
)
な
好事
(
かうず
)
を
道樂
(
だうらく
)
にしてゐるのだと
心
(
こゝろ
)
付
(
づ
)
いた。さうして
此間
(
このあひだ
)
賣
(
う
)
り
拂
(
はら
)
つた
抱一
(
はういつ
)
の
屏風
(
びやうぶ
)
も、
最初
(
さいしよ
)
から
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
に
見
(
み
)
せたら、
好
(
よ
)
かつたらうにと、
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
考
(
かんが
)
へた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“付”を含む語句
心付
取付
追付
打付
見付
押付
言付
縁付
仰付
喰付
落付
寄付
片付
云付
申付
目付
顔付
貼付
近付
引付
...