“藥取”のいろいろな読み方と例文
新字:薬取
読み方割合
くすりとり75.0%
くすりと25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はたらき其場所に取落し置たるに相違さうゐあるまじ尋常に白状せよことに長庵が申立に其方事前日長庵方へ藥取くすりとりに參り合せ十兵衞が娘を吉原町へうり其金を持て歸りし時の容子ようすみとめ其方惡意あくい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あとになしていだくるま掛聲かけごゑはし退一人ひとりをとこあれは何方いづく藥取くすりとりあはれの姿すがたやと見返みかへれば彼方かなたよりも見返みかへかほオヽよしさまことばいままろでぬくるま轣轆れきろくとしてわだちのあととほしるされぬ。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小六ころく藥取くすりとりからかへつてて、醫者いしやどほ服藥ふくやくましたのは、もう彼是かれこれ十二ちかくであつた。それから二十ぷんたないうちに、病人びやうにんはすや/\寐入ねいつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)