“くすりと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬草採50.0%
薬取25.0%
藥取25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和田峠に薬草採くすりとりの小屋を懸けて、中山道なかせんどうを往来する旅の者をあやめては、慾を満たしていた頃はまだよかったが——
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまは、ひとをだましてもわるいとおもわなければ、んでそのくすりがきかなくてんでも、どくにさえならなければかまわぬといったなかです。わたし親父おやじ薬取くすりとりでした。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
小六ころく藥取くすりとりからかへつてて、醫者いしやどほ服藥ふくやくましたのは、もう彼是かれこれ十二ちかくであつた。それから二十ぷんたないうちに、病人びやうにんはすや/\寐入ねいつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)