“掛聲”の読み方と例文
新字:掛声
読み方割合
かけごゑ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やツ、」と一(ひと)ツ、棄鉢(すてばち)な掛聲(かけごゑ)に及(およ)んで、其(そ)の敷居(しきゐ)へ馬乘(うまの)りに打跨(うちまた)がつて、太息(おほいき)をほツと吐(つ)く……
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
と馬(うま)への掛聲(かけごゑ)を尤(もつと)もらしくした。茶碗(ちやわん)の拍子(ひやうし)に連(つ)れて一同(どう)はぴつたり靜(しづ)かに成(な)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
跡(あと)になして乘(の)り出(いだ)す車(くるま)の掛聲(かけごゑ)に走(はし)り退(の)く一人(ひとり)の男(をとこ)あれは何方(いづく)の藥取(くすりとり)憐(あは)れの姿(すがた)やと見返(みかへ)れば彼方(かなた)よりも見返(みかへ)る顏(かほ)オヽ芳(よし)さま詞(ことば)の未(いま)だ轉(まろ)び出(い)でぬ間(ま)に車(くるま)は轣轆(れきろく)として轍(わだち)のあと遠(とほ)く地(ち)に印(しる)されぬ。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)