“速見”の読み方と例文
読み方割合
はやみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大分県速見はやみ郡でイギスというのは、椿つばきやくぬぎの実を叩いて粉にしたもので、これを水に浸けておくと固まるというが、それは疑わしいことで
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
幸いにも近くの丸の内十三号館の中庭に街の科学者速見はやみ輪太郎の住んでいる高い塔があったので、あそこなら陽の光の差さぬところもあろうし、速水もお照の子は知っているので
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
先年里人さとびと妻その夫といさかいておおいにいかりしがこの熱湯に身をなげけるに、やがて身はただれさけて、その髪ばかりうかいず。豊後風土記いわく速見はやみ赤湯泉せきとうせん。この温泉も穴郡あなごうりの西北竈門山かまどもんやまあり
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)