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呆然自失
ふりがな文庫
“呆然自失”の読み方と例文
読み方
割合
ぼうぜんじしつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼうぜんじしつ
(逆引き)
正義人道を口にするものが、四五人もいて頑張れば、群衆の冷静さを、幾分とりもどせたろうと思われたが、誰もが
呆然自失
(
ぼうぜんじしつ
)
していて、適当な処置を
誤
(
あやま
)
ったのだった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
たしかに、何者かを
追蒐
(
おっか
)
けて出たのだが、その帰り来った時には、いつも
呆然自失
(
ぼうぜんじしつ
)
です。何物をも認めることなくして出かけ、何物をも得るところなくして帰るのです。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
友人は、
呆然自失
(
ぼうぜんじしつ
)
したという。ややあって、くやし涙が沸いて出た。さもありなん、と私は、やはり淋しく首肯している。そうなってしまったら、ほんとうに、どうしようも、ないではないか。
畜犬談:―伊馬鵜平君に与える―
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
呆然自失(ぼうぜんじしつ)の例文をもっと
(5作品)
見る
呆
漢検準1級
部首:⼝
7画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
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呆然
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中里介山
正岡子規
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太宰治