“泰然自若”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいぜんじじゃく91.7%
たいぜんじじやく8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最後にいたりながら泰然自若たいぜんじじゃくとして落着きはらい、死を見ること帰するがごとく、従容しょうようとして船と共に沈めるもの数十名の多きに達したという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
白雲も久しぶりで江戸前の料理に逢い、泰然自若たいぜんじじゃくとして御馳走を受けていましたが、今宵は、いつものように乱するに至らず、ひきつづいて駒井甚三郎のうわさ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかしながら、それがありふれた小地震しようぢしんだと判斷はんだんされたならば、泰然自若たいぜんじじやくとしてゐるのも一法いつぽうであらうけれども、これはあまりに消極的しようきよくてき動作どうさであつて、著者ちよしや地震國ぢしんこく小國民しようこくみんむかつて希望きぼうするところでない。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)