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一法
読み方 | 割合 |
いちほう | 33.3% |
いっぽう | 33.3% |
いつぽう | 33.3% |
化學藥品油類の
發火に
對しては、
燃燒を
妨げる
藥品を
以て、
處理する
方法もあるけれども、
普通の
場合には
砂でよろしい。もし
蒲團、
茣蓙が
手近にあつたならば、それを
以て
被ふことも
一法である。
誠に
無慙なる
次第なれども、
自から
経世の
一法として
忍んでこれを
断行することなるべし。
然しながら、それがありふれた
小地震だと
判斷されたならば、
泰然自若としてゐるのも
一法であらうけれども、これは
餘りに
消極的の
動作であつて、
著者が
地震國の
小國民に
向つて
希望する
所でない。