“一来法師”の読み方と例文
旧字:一來法師
読み方割合
いちらいほうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このさまを見て続いたのは阿闍梨慶秀の弟子一来法師(いちらいほうし)という大剛力のもの、長刀を小枝のように打ち振りながら敵を倒していたが、橋桁が狭く前に明秀がいるので進めない
と膝(ひざ)を割って衝(つ)と手を突ッ込む、と水がさらさらと腕(かいな)に搦(から)んで、一来法師(いちらいほうし)、さしつらりで、ついと退(ひ)いた、影も溜(たま)らず。腕を伸ばしても届かぬ向こうで、くるりと廻る風(ふう)して、澄ましてまた泳ぐ。
海の使者 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)