“呆々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうほう50.0%
ほうぼう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魂を奪われた専斎が家人を引き連れ呆々ほうほうていで、自分の邸へ引き上げたのは、まさにもっともの事であるがその後ろ姿を見送ると、さすがに気の毒に思ったか、ニヤリ紋太郎は苦笑した。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は呆々ほうぼうの態で飛び出してしまい、氏の家から一町も離れ、どんなに哄笑してももう氏へは聞えまいと思った所で大声で笑った。そうして「ひどいや!」と叫んだ。
名古屋の小酒井不木氏 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)