呆気うつけ)” の例文
旧字:呆氣
こうなりゆいた今までも潔く諦めようとはせずにやっぱりその女におもいを残している男の呆気うつけさ加減のあまりに馬鹿らしいのを、いささかの同情もなく冷たく笑っていた。
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)