“ひしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.5%
菱屋38.5%
7.7%
7.7%
飛車7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日いちにもばうつて、田圃たんぼかはみづんでところを、見懸みかけたむらわかいものが、ドンとひとかたをくらはすと、ひしやげたやうにのめらうとする。あわてて、頸首えりくび引掴ひツつかんで
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
妙義町みょうぎまち菱屋ひしや門口かどぐち草鞋わらじを穿いていると、宿の女が菅笠すげがさをかぶった四十五、六の案内者を呼んで来てくれました。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
で、鼻はひしやげて、唇も厚かつたし、顔の輪廓もとゝのつた方ではなかつたにしても、決して悪い感じの顔ではないことに気がついた。
復讐 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
と言ひ言ひしたといふ程だから、鼻がどんなにひしやげてゐたか位は大抵察しられる。
ひとあしさき幹事かんじえない。やがて、二十分にじつぷんばかりにして、たう幹事かんじとんさんは、飛車ひしやかれたやうなかほをして
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)