“一埒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちらつ83.3%
いちらち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
も憚らずいぎたなく熟睡に及びたる一埒いちらつ何とも申訳の言葉も無之これなく朧気乍おぼろげながら昨日の御話に依れば令閨れいけい御死去に関して何か疑惑を
恐ろしき錯誤 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
昼の一埒いちらつを娘のお京さんから聴いて、事の切迫をさとった鞍掛宇八郎は、鳴川留之丞に直々の掛合をする心算つもりで昨夜ここへ乗込んで来たに相違ない。
そこで、ことしももう余日がないので、来春になったらばいよいよお蝶を輿入こしいれさせるということに取りきめて、まずこの一件も一埒いちらち明いたのでした。しかし物事にはすべて裏の裏がある。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そこで、ことしももう余日がないので、来春になったらばいよいよお蝶を輿入れさせるということに取りきめて、まずこの一件も一埒いちらち明いたのでした。しかし物事にはすべて裏の裏がある。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)