“いちらつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一埒90.9%
一埓9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬鹿にした憎い奴、南科なんか屈静源くつせいげんは自分が取立てたのですから、今書面を静源につかわしました。静源は自分のためにこの一埒いちらつを明けてくれましょう
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「一つわっしに代って、さっきの一埒いちらつを親方にちまけて見ておくんなさい」
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
晋齋老人は花里のお米が身に付く借金を和国楼へ償却いたすことに相成り、この一埓いちらつはつきました。