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行
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いつ
ふりがな文庫
“
行
(
いつ
)” の例文
『
僕
(
ぼく
)
は四五日
前
(
まへ
)
から
小田原
(
をだはら
)
の
友人
(
いうじん
)
の
宅
(
うち
)
へ
遊
(
あそ
)
びに
行
(
いつ
)
て
居
(
ゐ
)
たのだが、
雨
(
あめ
)
ばかりで
閉口
(
へいかう
)
したから、これから
歸京
(
かへら
)
うと
思
(
おも
)
ふんだ。』
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
引
(
ひき
)
モシ若旦那
然
(
さう
)
行
(
いつ
)
ては「イヤ
吾儕
(
わし
)
は花見にはモウ
行
(
ゆか
)
ぬ是から家へ
歸
(
かへ
)
るなり」と
言捨
(
いひすて
)
足を早めるに和吉は
本意
(
ほい
)
なき
面地
(
おもゝち
)
にて夫では花見は
止
(
やめ
)
になつたか
然
(
さう
)
して見ば辨當を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
田圃
(
たんぼ
)
の
鴫
(
しぎ
)
が
何
(
なに
)
に
驚
(
おどろ
)
いたかきゝと
鳴
(
な
)
いて、
刈株
(
かりかぶ
)
を
掠
(
かす
)
めるやうにして
慌
(
あわ
)
てゝ
飛
(
とん
)
で
行
(
いつ
)
た。さうして
後
(
のち
)
は
白
(
しろ
)
く
閉
(
とざ
)
した
氷
(
こほり
)
が
時々
(
ときどき
)
ぴり/\と
鳴
(
なつ
)
てしやり/\と
壞
(
こは
)
れるのみで
只
(
たゞ
)
靜
(
しづ
)
かであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「なに
午
(
ひる
)
少し過ぎだから学校に
行
(
いつ
)
てる時分だ。それに応接
間
(
ま
)
だから
居
(
ゐ
)
たつて
構
(
かま
)
やしない」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
むむ美登利さんはな今の先己れの家の前を通つて
揚屋町
(
あげやまち
)
の
刎橋
(
はねばし
)
から
這入
(
はい
)
つて
行
(
いつ
)
た、本当に正さん大変だぜ、今日はね、髪をかういふ風にこんな
嶋田
(
しまだ
)
に結つてと、変てこな手つきして
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
学士
(
がくし
)
ですの
何
(
なん
)
のと云ツた
処
(
ところ
)
で
味噌摺
(
みそすり
)
の
法
(
はふ
)
を
知
(
し
)
らずお
辞義
(
じぎ
)
の
礼式
(
れいしき
)
に
熟
(
じゆく
)
せざれば
何処
(
どこ
)
へ
行
(
いつ
)
ても
敬
(
けい
)
して
遠
(
とほ
)
ざけらる〻が
結局
(
おち
)
にて
未
(
ま
)
だしも
敬
(
けい
)
さるゝだけを
得
(
とく
)
にして
責
(
せ
)
めてもの
大出来
(
おほでき
)
といふべし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
連
(
つれ
)
先
(
さき
)
へ東町の自身番へ
行
(
いつ
)
て淺草三間町の虎松を
呼
(
よん
)
で
置
(
おけ
)
己
(
おれ
)
は坂本へ
鳥渡
(
ちよつと
)
廻
(
まは
)
つて
行
(
ゆく
)
からと申付て立出れば
手先
(
てさき
)
の
幸藏
(
かうざう
)
は脇差を
風呂敷
(
ふろしき
)
に
包
(
つゝ
)
み治助を同道して東町の
自身番
(
じしんばん
)
へ來り
虎松
(
とらまつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
信
(
のぶ
)
さんの
下駄
(
げた
)
は
己
(
お
)
れが
提
(
さ
)
げて
行
(
ゆ
)
かう、
臺處
(
だいどこ
)
へ
抛
(
ほう
)
り
込
(
こ
)
んで
置
(
おい
)
たら
子細
(
しさい
)
はあるまい、さあ
履
(
は
)
き
替
(
か
)
へて
夫
(
そ
)
れをお
出
(
だ
)
しと
世話
(
せわ
)
をやき、
鼻緒
(
はなを
)
の
切
(
き
)
れしを
片手
(
かたて
)
に
提
(
さ
)
げて、それなら
信
(
のぶ
)
さん
行
(
いつ
)
てお
出
(
いで
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
仕舞
(
しまつ
)
たら富右衞門殿の方へ返して來よと云にぞ女房は早々に
膳
(
ぜん
)
を
片付
(
かたづけ
)
そんなら
一寸
(
ちよつと
)
行
(
いつ
)
て參りましやうと云所へ重四郎は三五郎に何か
咄
(
はな
)
しありとて來りしが此咄しを聞てなんだ富右衞門殿の
煙草入
(
たばこいれ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“行”の意味
《名詞》
(ギョウ)文書等において、縦方向または横方向に連続した文字の並び。
(ギョウ)(数学)行列および行列式における横方向への並び。対義語列。
(ギョウ)(仏教)修行。
(ギョウ)(仏教)心の働きが一定の方向に作用していくこと。意志作用。五蘊のひとつ。
(コウ)ある場所へ行くこと。
(出典:Wiktionary)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“行”を含む語句
歩行
流行
行為
行方
行動
執行
膝行
飛行
行逢
遊行
行路
通行
勤行
同行
御行
行懸
行歩
微行
柳行李
一行
...