“おこなひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オコナヒ
語句割合
69.2%
行為15.4%
行爲7.7%
咒術3.8%
品行3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきにいはれしごとく二人ふたり勇士ますらをおくりて己が新婦はなよめたすけ給へり、かれらのことばおこなひとにより迷へる人々道に歸りき 四三—四五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
お前さんはモリエエルを領解して居るかい。お前さんの近頃の行為おこなひは、あれでモリエエル夫人としてはづかしくは無いかね
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
かれらの行爲おこなひは獸の如きそのさがあかしとならむ、されば汝唯一人たゞひとりを一の黨派たらしむるかた汝にとりてかるべし 六七—六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
もう/\軽はずみな咒術おこなひは思ひとまることにしよう。かうしてたまを失はれた処の近くにさへ居れば、何時かは、元のお身になり戻り遊されることだらう。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
やはり、郎女のたまがあくがれ出て、心が空しくなつて居るものと、単純に考へて居る。ある女は、魂ごひの為に、山尋ねの咒術おこなひをして見たらどうだらうと言つた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
垂しより已來このかた本尊ほんそん現化げんげの秋の月はてらさずと云所も無く眷屬けんぞく結縁けちえんの春のはなかをらずと云ふ袖も方便はうべんかどには罪有る者をばつがた抑々そも/\義長の品行おこなひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もて營業と爲ぬ又同町に山田元益げんえきといふ醫師いしやあり是はれ庄兵衞が兄にて幼名をさなゝを庄太郎といひしが性來しやうらいからぬ品行おこなひありて賭博とばくを好みさけを飮み親に苦勞くらうを掛ることも度々あれば父はいか久離きうり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)