“現化”の読み方と例文
読み方割合
げんげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
垂しより已來このかた本尊ほんそん現化げんげの秋の月はてらさずと云所も無く眷屬けんぞく結縁けちえんの春のはなかをらずと云ふ袖も方便はうべんかどには罪有る者をばつがた抑々そも/\義長の品行おこなひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
少年がその時のその意気、その姿、その風情は、たとい淑徳貞操の現化げんげした女神にょしんであっても、なお且つ、一糸おおえる者なきその身をいだかれて遮ぎり難く見えたから。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)