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おこな
ふりがな文庫
“
行
(
おこな
)” の例文
余
(
よ
)
は
曾
(
かつ
)
て
如此
(
かくのごと
)
き事を
試
(
こゝろ
)
みし事なし、
否
(
い
)
な
試
(
こゝろ
)
みて
其
(
その
)
甚
(
はなは
)
だ
馬鹿気
(
ばかげ
)
切
(
きつ
)
たる事を
認
(
みと
)
めたれば
全然
(
ぜん/\
)
之を
放棄
(
はうき
)
せり、
道
(
みち
)
を
行
(
おこな
)
ふ
事
(
こと
)
是
(
こ
)
れ
道
(
みち
)
を
説
(
と
)
く事なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
さうして、この
二
(
ふた
)
つながら、
竝
(
なら
)
んで
行
(
おこな
)
はれてゐました。その
稱
(
とな
)
へ
言
(
ごと
)
が、
今日
(
こんにち
)
でも、
社々
(
やしろ/\
)
の
神主
(
かんぬし
)
さんたちの
稱
(
とな
)
へる、
祝詞
(
のりと
)
なのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
そして、私はまあ、何という気違いでございましょう。その奇怪極まる妄想を、実際に
行
(
おこな
)
って見ようと思い立ったのでありました。
人間椅子
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ロセツの申出はついに
行
(
おこな
)
われざりしかども、彼が日本人に信ぜられたるその
信用
(
しんよう
)
を利用して利を
謀
(
はか
)
るに
抜目
(
ぬけめ
)
なかりしは
凡
(
およ
)
そこの
類
(
たぐい
)
なり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
柄は木質にて
朽
(
く
)
ちて居りし事故、
如何
(
いか
)
なる方法にて
石斧
(
いしおの
)
を
括
(
くく
)
り付けしか詳ならされど、
其状
(
そのじやう
)
現今
(
げんこん
)
行
(
おこな
)
はるるタガネと
大差
(
たいさ
)
無かりしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
この作は、浅草
再法庵
(
さいほうあん
)
に、
行
(
おこな
)
い澄ましていた、元吉原松葉屋の抱え瀬川の作であって、
庵
(
いおり
)
の壁に書いてあった一首の
中
(
うち
)
だというのである。
傾城買虎之巻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
一人の婦人と、無数のしかも密接な文通を、彼の手紙を異常な写真の技術で顕微鏡のガラスの上に微細にうつして
行
(
おこな
)
ったのも彼であった。
青玉の十字架
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
河野は
行
(
おこな
)
い
澄
(
すま
)
して動かなかった。七日の明け方になったところで、今まで傍にいた鹿はどこへ往くともなしに急にいなくなってしまった。
神仙河野久
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
東国の逆乱もすみやかな
静謐
(
せいひつ
)
を見、相共によろこばしい。さっそく将士の軍功の
施与
(
せよ
)
は、
綸旨
(
りんじ
)
の下に、朝廷で
宛
(
あ
)
て
行
(
おこな
)
うであろう。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肉体
(
にくたい
)
を
棄
(
す
)
ててこちらの
世界
(
せかい
)
へ
引越
(
ひきこ
)
したものになりますと、
殆
(
ほと
)
んどすべての
仕事
(
しごと
)
はこの
仕掛
(
しかけ
)
のみによりて
行
(
おこな
)
われるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
一
時
(
じ
)
麻雀競技會
(
マアジヤンきやうぎくわい
)
の
常勝者
(
じやうしようしや
)
としてその
技法
(
ぎはふ
)
をたゞ
驚歎
(
きやうたん
)
されてゐた
某
(
それがし
)
が、
支那人式
(
しなじんしき
)
の
仕方
(
しかた
)
からすれば
至極
(
しごく
)
幼稚
(
えうち
)
な
不正
(
ふせい
)
を
行
(
おこな
)
つてゐたことが
分
(
わか
)
るし
麻雀を語る
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
これは
吾人
(
ごじん
)
が
日々
(
ひゞ
)
の
會話
(
くわいわ
)
や
新聞
(
しんぶん
)
などにも
無數
(
むすう
)
に
發見
(
はつけん
)
するが、
例
(
たと
)
へば、
近
(
ちか
)
ごろ何々日といふ
代
(
か
)
はりに何々デーといふ
惡習
(
あくしふ
)
が一
部
(
ぶ
)
に
行
(
おこな
)
はれてゐる。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
尚
(
な
)
ほ
過去
(
くわこ
)
の
經驗
(
けいけん
)
に
依
(
よ
)
れば、
金解禁
(
きんかいきん
)
の
準備
(
じゆんび
)
をする
場合
(
ばあひ
)
には、
世界
(
せかい
)
何
(
いづ
)
れからも
日本
(
にほん
)
の
圓貨
(
ゑんくわ
)
に
對
(
たい
)
して
思惑投機
(
おもわくとうき
)
が
行
(
おこな
)
はれるのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
村民を
集
(
あつ
)
めて文珠菩薩の
祭礼
(
さいれい
)
を
行
(
おこな
)
ひ、
併
(
あは
)
せて此一行をも
招待
(
せうたい
)
すべし、而して漸次道路を
開通
(
がいつう
)
し
爰
(
ここ
)
に
達
(
たつ
)
し、世人をして
参詣
(
さんけい
)
するを得せしめんと
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
そのほかの人達は、ポリデクティーズ王に限らず、みんな
行
(
おこな
)
いが悪くてちょうどこれから起ろうとするような目に遇うのがあたりまえでした。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
さうして一遍汚れた以上は、それに対する十倍の徳を
行
(
おこな
)
つても、その汚れたのを汚れざる者に改めることは到底出来んのだ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
決
(
けつ
)
して
心服
(
しんぷく
)
仕
(
つかまつ
)
らじ、しかする
時
(
とき
)
は
杢
(
もく
)
が
命令
(
めいれい
)
行
(
おこな
)
はれで、
背
(
そむ
)
く
者
(
もの
)
の
出
(
い
)
で
來
(
きた
)
らむには、
却
(
かへつ
)
て
國家
(
こくか
)
の
亂
(
らん
)
とならむこと、
憂慮
(
きづかは
)
しく
候
(
さふらふ
)
。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この
燒
(
や
)
き
方
(
かた
)
は
朝鮮
(
ちようせん
)
からはひつて
來
(
き
)
て、
日本
(
につぽん
)
にだん/\
行
(
おこな
)
はれるようになつたのでありまして、その
形
(
かたち
)
はいろ/\あります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
實際
(
じつさい
)
斯
(
こ
)
んな
發明
(
はつめい
)
は、
宗助
(
そうすけ
)
から
見
(
み
)
ると、
本當
(
ほんたう
)
の
樣
(
やう
)
でもあり、
又
(
また
)
嘘
(
うそ
)
の
樣
(
やう
)
でもあり、
愈
(
いよ/\
)
それが
世間
(
せけん
)
に
行
(
おこな
)
はれる
迄
(
まで
)
は、
贊成
(
さんせい
)
も
反對
(
はんたい
)
も
出來
(
でき
)
かねたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
挫
(
ひし
)
がれたれば如何に
強膽
(
がうたん
)
の者なりとも
勿々
(
なか/\
)
隱
(
かく
)
す事能はず立石が家内三人切殺せし事ども殘らず白状
成
(
なし
)
ければ
小塚原
(
こづかはら
)
に於て
終
(
つひ
)
に
磔
(
はりつけ
)
にこそ
行
(
おこな
)
はれけれ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
冬時
(
とうじ
)
此
(
この
)
河
(
かは
)
に
灌水
(
くわんすゐ
)
を
行
(
おこな
)
ふには、
豫
(
あらかじ
)
め
身體
(
しんたい
)
を
入
(
い
)
るゝに
足
(
た
)
る
孔穴
(
こうけつ
)
を
氷
(
こほり
)
を
破
(
やぶ
)
りて
設
(
まう
)
け
置
(
お
)
き、
朝夕
(
あさゆふ
)
此
(
この
)
孔穴
(
こうけつ
)
に
身
(
み
)
を
沒
(
ぼつ
)
して
灌水
(
くわんすゐ
)
を
行
(
おこな
)
ふ。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
同時に自然科学者としてもいろいろな研究を
行
(
おこな
)
ったので、なかでも生物に対しては、その形がそれぞれちがっていても
チャールズ・ダーウィン
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
その名のみひろごりて、
遂
(
つい
)
に世に
行
(
おこな
)
はるることなくて、聖人の道はたゞいたづらに、人をそしる世々の
儒者
(
ずさ
)
どもの、さへづりぐさとぞなれりける。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
左
(
さ
)
に
記
(
しる
)
したものゝ
中
(
なか
)
には
實驗
(
じつけん
)
を
行
(
おこな
)
ひ
得
(
う
)
るものもあるから、
教師
(
きようし
)
父兄
(
ふけい
)
指導
(
しどう
)
の
下
(
もと
)
に、
安全
(
あんぜん
)
な
場所
(
ばしよ
)
を
選
(
えら
)
びて、これを
試
(
こゝろ
)
みることは
極
(
きは
)
めて
有益
(
ゆうえき
)
なことである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
『雪の日』『軒もる月』で試みた獨白體を、さらにこの作では口語をもつて
行
(
おこな
)
つてゐる。かの女の作品中、唯一つの口語をもつて書かれた小説である。
「樋口一葉全集第二巻」後記
(旧字旧仮名)
/
久保田万太郎
(著)
それは離屋を急に改造した庵室の仏壇の前で、
行
(
おこな
)
い済した姿の若い美女が、あられもない姿になって、紅に染んで死んでいる、恐しく
冒涜的
(
ぼうとくてき
)
な情景です。
銭形平次捕物控:182 尼が紅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ある国の裁判官は斯の如き無作法な審理を日々に
行
(
おこな
)
つて居る。只茲に例外の時がある。それは被告人に弁護人があつて、それが審理に
立会
(
りつくわい
)
したときである。
公判
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
冒険譚
(
ばうけんだん
)
の
行
(
おこな
)
はれし十八
世紀
(
せいき
)
には
航海
(
かうかい
)
の
好奇心
(
かうきしん
)
を
焔
(
もや
)
し、
京伝
(
きやうでん
)
の
洒落本
(
しやれぼん
)
流行
(
りうかう
)
せし
時
(
とき
)
は
勘当帳
(
かんだうちやう
)
の
紙数
(
しすう
)
増加
(
ぞうか
)
せしとかや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
百姓
(
ひやくしやう
)
は
忙
(
いそが
)
しい
田植
(
たうゑ
)
が
畢
(
をは
)
れば
何處
(
どこ
)
の
家
(
いへ
)
でも
秋
(
あき
)
の
收穫
(
しうくわく
)
を
待
(
ま
)
つ
準備
(
じゆんび
)
が
全
(
まつた
)
く
施
(
ほどこ
)
されたので、
各自
(
かくじ
)
の
勞
(
らう
)
を
劬
(
ねぎら
)
ふ
爲
(
ため
)
に
相當
(
さうたう
)
な
饗應
(
もてなし
)
が
行
(
おこな
)
はれるのである。
其
(
それ
)
が
早苗振
(
さなぶり
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「これはお前のまやかしでもなければ、お前の妖術でもない。自然の
爲
(
し
)
たことだ。自然が目覺めてたゞその最上の
策
(
さく
)
を——
奇蹟
(
きせき
)
ではない——
行
(
おこな
)
つたのだ。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
式を
行
(
おこな
)
った翌日から、夫婦は終日渋江の家にいて、
夜更
(
よふ
)
けて矢川の家へ寝に帰った。この時文一郎は
新
(
あらた
)
に
馬廻
(
うままわり
)
になった年で二十九歳、陸は二十三歳であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
神
(
かみ
)
さまが、ああいうひどい
行
(
おこな
)
いをやめさせるために、きょうのうちに、こんな悲しみをくだされて、あたしの心を動かそうとなさっているのではないかしら?
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
權藏
(
ごんざう
)
の
富
(
とみ
)
は
今
(
いま
)
や
一郡第一
(
いちぐんだいゝち
)
となり、
彼
(
かれ
)
の
手
(
て
)
に
依
(
よ
)
つて
色々
(
いろ/\
)
の
公共事業
(
こうきやうじげふ
)
が
行
(
おこな
)
はれて
居
(
ゐ
)
るのです。けれど
諸君
(
しよくん
)
が
若
(
も
)
し
彼
(
かれ
)
に
會
(
あつ
)
たら
恐
(
おそ
)
らく
意外
(
いぐわい
)
に
思
(
おも
)
はるゝだらうと
思
(
おも
)
ひます。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
つまり、内惑星軌道半径の縮伸というのは、要するに貴方が
行
(
おこな
)
った、
敷物
(
カーペット
)
のそれにすぎなかったのですよ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
心と体とを別に考うることはすでに身を売る時より
行
(
おこな
)
わるる議論で、良家の
子女
(
しじょ
)
が
泥水
(
どろみず
)
に入る時も、たとえ
体
(
からだ
)
は
畜生
(
ちくしょう
)
同然になるも、心は親のため、主人のため
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
之は何でも先月
行
(
おこな
)
はれた運動會のプログラムの進行に關して、吉田と體操の教師達との間に、當時、意見の衝突があり、それが未だこじれてゐるものの由である。
かめれおん日記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
斯樣
(
かやう
)
な
事柄
(
ことがら
)
を一々
申
(
まを
)
せば
限
(
かぎ
)
りのない
事
(
こと
)
で、
居家處世
(
きよかしよせい
)
の
上
(
うへ
)
に
種々
(
しゆ/″\
)
間違
(
まちがひ
)
が
多
(
おほ
)
く、さればと
言
(
い
)
つて、これを一々
前以
(
ぜんもつ
)
て
命令
(
めいれい
)
するといふは
實際
(
じつさい
)
に
行
(
おこな
)
はれ
難
(
がた
)
い
事
(
こと
)
であるから
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
のみならず自殺の
行
(
おこな
)
われ易い
石炭庫
(
せきたんこ
)
の中にもいないことは半日とたたないうちに明かになった。しかし彼の行方不明になったことは確かに彼の死んだことだった。
三つの窓
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
処々
(
ところどころ
)
の
館
(
たて
)
の
主
(
ぬし
)
の伝記、
家々
(
いえいえ
)
の盛衰、昔よりこの
郷
(
ごう
)
に
行
(
おこな
)
われし歌の数々を始めとして、深山の伝説またはその奥に住める人々の物語など、この老人最もよく知れり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
つとに
幸徳秋水
(
こうとくしゅうすい
)
がそれの翻訳を
行
(
おこな
)
っているが、俺が読んだのは、のちにアナーキストの同志が新しく訳し直した本で、その本を俺はいまだに大事に保存している。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
誠愛誠實を無益のものと思ひ、無暗に人を疑ひ、矢鱈に天を恨み、その
極
(
きよく
)
遂
(
つい
)
に
精神
(
せいしん
)
の
和
(
やわらぎ
)
を
破
(
やぶ
)
りて
行
(
おこな
)
ふべからざる
事
(
こと
)
を
行
(
おこな
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
知
(
し
)
らざる
程
(
ほど
)
の
惡事
(
あくじ
)
を
爲遂
(
しと
)
ぐる
事
(
こと
)
あらば
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
三田は、たつた一度口をきいたばかりだけれど、其の人の動かし難い覺悟をもつて
行
(
おこな
)
つた死を惜んだ。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
一向宗までも
呑吐
(
どんと
)
して、諸国への
使
(
つかい
)
は一向坊主にさせているところなど、また信玄一流の大きさで、飯綱の法を
行
(
おこな
)
ったかどうか知らぬが、甲州
八代
(
やつしろ
)
郡
末木
(
すえき
)
村
慈眼寺
(
じげんじ
)
に
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
と。
(二三)
令
(
れい
)
を
下
(
くだ
)
すこと
流水
(
りうすゐ
)
の
原
(
みなもと
)
の
如
(
ごと
)
く、
民心
(
みんしん
)
に
順
(
したが
)
はしむ。
故
(
ゆゑ
)
に
(二四)
論
(
ろん
)
卑
(
ひく
)
うして
行
(
おこな
)
ひ
易
(
やす
)
し。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
日
(
ひ
)
ならずして、
太
(
ふと
)
い
女
(
おんな
)
の
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
で
造
(
つく
)
られた
綱
(
つな
)
ができました。にぎやかな
儀式
(
ぎしき
)
が
行
(
おこな
)
われた
後
(
あと
)
で、その
綱
(
つな
)
で
鐘
(
かね
)
を
釣
(
つ
)
り
上
(
あ
)
げましたところ、やすやすと
鐘楼
(
しょうろう
)
につるされたのでした。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『それを
説明
(
せつめい
)
する
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
方法
(
はうはふ
)
はそれを
行
(
おこな
)
ふことである』(
若
(
も
)
し
皆
(
みな
)
さんが
冬
(
ふゆ
)
の
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
、
自
(
みづか
)
ら
其
(
そ
)
れを
試
(
こゝろ
)
みんと
欲
(
ほつ
)
するならば、ドード
鳥
(
てう
)
がそれを
如何
(
いか
)
にして
行
(
や
)
つたかを
話
(
はな
)
しませう)
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
十
兩
(
りやう
)
以上
(
いじやう
)
の
盜賊
(
たうぞく
)
でなくても、
首
(
くび
)
は
繋
(
つな
)
がらなかつた。
死刑
(
しけい
)
は
連日
(
れんじつ
)
行
(
おこな
)
はれた。
彼
(
か
)
れが
月番
(
つきばん
)
の
時
(
とき
)
は、
江戸
(
えど
)
なら
淺右衞門
(
あさゑもん
)
ともいふべき
首斬
(
くびき
)
り
役
(
やく
)
の
刃
(
やいば
)
に、
血
(
ち
)
を
塗
(
ぬ
)
らぬ
日
(
ひ
)
とてはなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
此事室町殿の頃武家の
俗習
(
ぞくしふ
)
よりおこりて、農商もこれに
傚
(
なら
)
ひてやゝ
行
(
おこな
)
はれし事物に見えたり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そして私のお妾志願も案外そんなところでせう。結局みんな自分の一生は退屈で陳腐で平凡だと思ひこんでゐるくせに案外自分の宿命だけの行動は思ひきつて
行
(
おこな
)
つてゐるのよ。
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
殆
(
ほとん
)
ど
夜
(
よ
)
の目も離さぬ
程
(
ほど
)
自分の
行
(
おこな
)
ひを
目戍
(
みまも
)
つて
居
(
ゐ
)
るらしい母親の
慈愛
(
じあい
)
が
窮屈
(
きゆうくつ
)
で
堪
(
たま
)
らないだけ
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“行”の意味
《名詞》
(ギョウ)文書等において、縦方向または横方向に連続した文字の並び。
(ギョウ)(数学)行列および行列式における横方向への並び。対義語列。
(ギョウ)(仏教)修行。
(ギョウ)(仏教)心の働きが一定の方向に作用していくこと。意志作用。五蘊のひとつ。
(コウ)ある場所へ行くこと。
(出典:Wiktionary)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“行”を含む語句
歩行
流行
行為
行方
行動
執行
膝行
飛行
行逢
遊行
行路
通行
勤行
同行
御行
行懸
行歩
微行
柳行李
一行
...