“ぎやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ギヤウ
語句割合
91.7%
技癢5.6%
2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦行は僧や婆羅門ばらもんの徒のぎやうするものばかりではない。人間はすべてこれを行してゐるではないか。意識せると、意識せざるとの区別はある。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
少女あらずば、われこゝに來て何をかせん。技癢ぎやうに堪へざる我心をも覺らず、かの翁は永々しき謝恩の演説をぞ始めける。その辭に綴り込めたる亞細亞アジア風の譬喩の多かりしことよ。
ごく大昔のことはいはなくつても、近代にも、武家の妻にも町人の妻にも娘にも、ぎやうに徹した尼さんなどにも實に多くある。女として外見からいかついのは、しんのますらをだましひの所有者ではない。
凡愚姐御考 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)