“ごふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
51.9%
護符27.3%
御符9.1%
7.8%
伍俘1.3%
後夫1.3%
碁譜1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごふの深いのは癒らないとされて居ります。例へば御徒町の伊勢屋の利八さん、これは喘息ぜんそくがどうしても治らず、先達樣を怨んで居りました」
護符ごふ——藥の功徳あらはれてか、その手紙のあつた翌日、五月八日に女子が生れたので、早速名づけ親になられたのだ。
御符ごふ御神水ごしんすいなぞを取り寄せて、お母様にお戴かせになったり、色々とお苦心をなすったそうです。
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
六四畿内河内の国に六五はたけ山が同根どうこんの争ひ果さざれば、みやこぢかくも騒がしきに、春の頃より六六瘟疫えやみさかんにおこなはれて、かばねちまたみ、人の心も今や六七ごふくるならんと
「叛逆とは、臣下が君にそむくことだ。おれは貴様などの臣下であった覚えはない。——おれは朝廷の臣、越騎校尉の伍俘ごふだっ」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫ある女の、外に男を思ひ、または死別れて、後夫ごふを求るとて、不義とは申べし。男なき女の、一生に一人の男を、不義とは申されまじ。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
不審と思ふなら、あの時の碁譜ごふを覺えて居るから、白洲で並べて見せても差支はない。飛んだ馬鹿なことがあるもので