ごふ)” の例文
北方の山の湖水にごふを経た大蛇が、将来えらい人がこの国に来て蛇族全部を退治してしまふといふ予言をきいたので、さういふ災禍の来ない前に海に逃げてしまはうと思つて
大へび小へび (新字旧仮名) / 片山広子(著)
六四畿内河内の国に六五はたけ山が同根どうこんの争ひ果さざれば、みやこぢかくも騒がしきに、春の頃より六六瘟疫えやみさかんにおこなはれて、かばねちまたみ、人の心も今や六七ごふくるならんと
「止してくれ。俺はまだ人に拜まれるほどごふちや居ねえ」
過ぎにしも過ぎせぬ過ぎしひと時に、ごふの「こゝろ」の
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
わが身をさへに疑はば、惡風さらにごふの火を
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
無上甚深微妙じんじんみめう法 百千万ごふ難遭遇
柳沢 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)