トップ
>
御符
>
ごふ
ふりがな文庫
“
御符
(
ごふ
)” の例文
水をのませても、水天宮様の
御符
(
ごふ
)
を飲ませても、
擦
(
さす
)
っても
揺
(
ゆす
)
ぶっても、お直はもう正体がないので、彼女も途方にくれてしまった。
半七捕物帳:35 半七先生
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御符
(
ごふ
)
や
御神水
(
ごしんすい
)
なぞを取り寄せて、お母様にお戴かせになったり、色々とお苦心をなすったそうです。
押絵の奇蹟
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
寺にはあやしい
御符
(
ごふ
)
という
加持祈祷
(
かじきとう
)
をした砂があってよく信者がもらいにやって来た。
性に眼覚める頃
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
「お母さんは
巣鴨
(
すがも
)
の
刺
(
とげ
)
ぬき地蔵へ行った。お
御符
(
ごふ
)
でも
貰
(
もら
)
って来るんだろう。」
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
蘇鉄
(
そてつ
)
の実を
煎
(
せん
)
じて飲ませたり、ご祈祷を枕もとであげてもらったり、
不動岡
(
ふどうおか
)
の不動様の
御符
(
ごふ
)
をいただかせたり、いやしくも
効験
(
こうけん
)
があると人の教えてくれたものは、どんなことでもしてみたが
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
▼ もっと見る
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の
御符
(
ごふ
)
を頂いたせいか、今日は熱も下ったしね、この分で行けば
癒
(
なお
)
りそうだから、——
美津
(
みつ
)
の
叔父
(
おじ
)
さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の
潰瘍
(
かいよう
)
だったけれど、半月ばかりで癒ったと云うしね
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
早速
(
さっそく
)
、お見舞いを申し上げて、それから保管方を申し出ましたところ、大変によろこんでくださいました。道中が心配になりましたから、
護
(
まも
)
りの
御符
(
ごふ
)
は
白河家
(
しらかわけ
)
(京都
神祇伯
(
じんぎはく
)
)からもらい受けました。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“御符(
お守り
)”の解説
お守り(おまもり、御守り、御守)とは、厄除け(魔除け)、招福(開運、幸運)、加護などの人の願いを象った物品(縁起物)である。護符、御符とも呼ばれる。外来語で言うとアミュレット、タリスマン、チャームなど。
日本の神社や寺院で配布されるお守りやお札は鎌倉時代から存在するが、これらは道教の符録を日本化して利用したのが始まりである。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
符
常用漢字
中学
部首:⽵
11画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂