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行
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いき
ふりがな文庫
“
行
(
いき
)” の例文
私は
行
(
いき
)
がかり上
否
(
いや
)
だとは云えませんから承諾の旨を答えました。が腹の中では
厄介
(
やっかい
)
な事になってしまったと思わざるを得なかったのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうして、「意気方」および「心意気」の語形で、「いき」は明瞭に「
行
(
いき
)
」と発音される。「意気方よし」とは「行きかた善し」にほかならない。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
ソコで毎月生徒の
持
(
もっ
)
て来た授業料を
掻
(
か
)
き集めて、教師の頭に四両ずつ
行
(
いき
)
渡れば
死
(
しに
)
はせぬと
大本
(
だいほん
)
を
定
(
さだ
)
めて、その上に
尚
(
な
)
お余りがあれば塾舎の入用にすることにして居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
親に不孝な鳥という昔話なども、
鳶
(
とび
)
・
燕
(
つばめ
)
・
啄木鳥
(
きつつき
)
その他多くの鳥類に
行
(
いき
)
わたって、ただ啼き声だけが変った点であることは、雲雀や水恋鳥の馬を殺した話も同じであった。つまりはかの
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
三人は妙な羽目に
陥
(
おちい
)
った。
行
(
いき
)
がかり
上
(
じょう
)
一種の関係で
因果
(
いんが
)
づけられた彼らはしだいに話をよそへ持って行く事が困難になってきた。席を
外
(
はず
)
す事は無論できなくなった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
今までの
行
(
いき
)
がかり
上
(
じょう
)
堀に訳を話す。京都に対して責任を感ずべく余儀なくされている堀は、津田の窮を救う事によって、始めて父に対する保証の義務を果す事ができる。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それでなくっても
先刻
(
さっき
)
からの
行
(
いき
)
がかり
上
(
じょう
)
、彼は天然自然の返事をお秀に与えるのが
業腹
(
ごうはら
)
であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“行”の意味
《名詞》
(ギョウ)文書等において、縦方向または横方向に連続した文字の並び。
(ギョウ)(数学)行列および行列式における横方向への並び。対義語列。
(ギョウ)(仏教)修行。
(ギョウ)(仏教)心の働きが一定の方向に作用していくこと。意志作用。五蘊のひとつ。
(コウ)ある場所へ行くこと。
(出典:Wiktionary)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“行”を含む語句
歩行
流行
行為
行方
行動
執行
膝行
飛行
行逢
遊行
行路
通行
勤行
同行
御行
行懸
行歩
微行
柳行李
一行
...