“いぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伊具50.0%
居喰16.7%
居食16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このごろ宮城県伊具いぐ郡川張村、山本氏より寄せられたる報知によるに、該地に行わるるところの仕方は、大いに他の地方のものと異なるところあるがごとし。ゆえに、その大略を左に掲ぐ。
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
するうちに金がだんだん減って行った。四月たらずの居喰いぐいで、目に見えぬ出銭でぜにも少くなかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そして麦とあわと大豆とをかなり高い相場で買って帰らねばならなかった。馬がないので馬車追いにもなれず、彼れは居食いぐいをして雪が少し硬くなるまでぼんやりと過していた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
畑さいぐのよ、東京のお嬢様いらっしゃるけえ、ちょっくら呼んで来ておくんなね。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)